ゆりかもめーる。

人生はrhythm BAR.

All of Lily Chou-Chou.

2006-05-24 15:12:48 | Art
リリイ・シュシュのすべて   (2001・日本)

     監督岩井 俊二
     出演市原 隼人
         忍成 修吾

岩井俊二独特の冷めているのと熱いのとが共存する不思議な世界観が観ていて気持ちよかった。
14歳の少年少女のブラックな部分が描かれているんだけど、暴力のシーンやいじめのシーンの時に静かな音楽が使われる表現の仕方も私の好みなので好きな作品です

ただ、初めて観る時は作品の雰囲気しか感じ取ることが出来なくて、物語の奥の部分というか深い意味づけなんかはわからないまま2時間ちょっとの時間が過ぎてしまったから、何回も何回も観て理解したいと思った

役者さんの表現力もとても高いものがあるなぁと思って観てた。
きっと岩井俊二の力なんだろうなーとか思いつつ・・

主人公を受け持つ担任でもある音楽の先生の無能さにはかなりイライラした。
何でも学級委員に頼りっぱなしで喋り方も受け付けないわぁ・・
実際ああいう先生多いんだろうなー・・自分が中学生の時は気付かなかっただけで。

仲良かったのに夏休みが終わったら豹変していじめ・いじめられの関係になっているのはすごく寂しいことだと思った。
中学校時代の友達同士の関係なんてちょっとしたことで瞬く間に変化していくし、実際自分の友達関係もそうだったわけだけど、そういうもろさ・不安定さが流れるように描かれてて残酷な部分もキレイに収まってます。

合唱コンクールの翼をくださいアカペラヴァージョンは結構好きです

そんなこんなでお薦めの映画です

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