「きっと料理を作りたくなる本~姫と洋~VOL.8」
3月28日発売開始(亡き父の90歳の誕生日に間に合った。ホッ!)
よろしくお願いします。 m(__)m 伊織。
姫が工藤の暴行を大狩と店長に伝えた結果「カルチェ・ラタン」は閉店する。
姫はすぐさま洋のいる店「丸二食堂」で働くため面接を受ける。
その行為は今、まだ姫に会いたくない洋の気持をかき乱すが断る理由もなく、
また人が足りない事実は如何ともしがたく洋は姫を雇い入れる。
それに腹を立てたのはエミである。
自分より美人、自分よりプロ・・・。客の視線が自分ではなく姫に向かう。
露骨に嫌悪感を露わにするが、洋の計らいであきおがエミに寄り添い、ゆっくりではあるが丸二はまとまりつつあった。
そんな最中、丸二の店主「オヤジ」が他界する。
最後まで心配してくれた数人の常連客にそのことを知らせた途端、次々と弔問客が訪れる。
洋、あきお、エミ、姫の若者四人は、そこに客に愛された偉大な料理人がいたことを知る。
最後まで裏方だったおやじ。
イケメンシェフも、カリスマソムリエもいらない。
客が主人公のレストランを作る・・・。
しかし、建物の劣化は防ぎようもなかった。
エミは自分がいる意味を初めて洋に伝える。
一方札幌に行ったジュンが勤め始めたレストランが東京に進出することが決まった。
まだ、工藤に襲われた心の痛手が治りきっていないジュンはやむなく東京へ戻ることになるが・・・。