伊織ひろみ料理小説最新刊!
「姫と洋」本日8月28日amazonより発売開始です。
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昭和の名作「愛と誠」を凌ぐ・・・!?
フランス料理純愛小説ここに誕生です。
前作登場の「美也子、秀平」そして「早織、雅」達より切ない・・・
一年後(全十二巻予定)あなたの料理ドラマへの認識がきっと変わります。
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街の小さな料理屋で育った道本洋は高一の授業中、学年主任に呼び出された。
オーナーシェフである父の急逝・・・。
小学生の頃から店を手伝い、腕に自信のある洋は自分が父親の代わりに料理を作ると言ったが母はそれを許さなかった。
「せめて高校は卒業して欲しい・・・」
それは洋に母と店を守れなかったといという後悔を残した。
母の願いを聞き入れ無事高校を卒業し、しばらく店を手伝ったが父のセカンドとして働いていた久田と洋の母親が結婚する事になった。
ぶちこわしたいっ!
その気持ちを必死に押さえ洋は家をでる。
仕事先は寮と食事のある隣町の土建屋である。
順調に仕事をする洋だが、社長が可愛がる洋を嫉む荒くれ者達にいつの間にか囲まれていた。
洋はクビになる。
ある日、どうしても食べたいものがあると、現場で知り合った左官屋の河野あきおを連れ「カルチェ・ラタン」というフランス料理屋に忍び込む。
勿論、金など無い、食い逃げする・・・。
しかし洋とあきおはテタンジェとオーパスワンを飲み、フランス産の仔羊を喰い腹一杯になったあげく、その店の厨房で寝入ってしまった。
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