黒須遊のLOVE&米粒残すなっ!

ブラスインストバンド『リディメイツ』の黒須遊によるBlog。

ウルルン滞在期

2010年01月29日 | 黒須遊
12日(火曜)
首都 ワガドゥグ→テンコドゴ→ガランゴ→村で就寝
9時に集合しガランゴと言う町へ向い、そこから歩いて30分の村に泊まる、オマールのお兄さんの家だ。ちょっと早く起きたので、サックスが気になり空けてみる、リガチャーが変形している、必死で直しなんとかなったが、預けるとやっぱりこうなるんだなと再確認、二つ目の方を持ってきて良かった。
まずはワガドゥグからテンコドゴの町へバスで向う、バス停でサンドウィッチを食べる、挽肉と春雨の中華風でうまかった、食後はリプトンの紅茶も飲んだ、ホットだ、暑い。ここで初めて物売りを体験する、それ売れるのって物が多いなか、友人はシャンプーキャップを熱心に薦められていた、バスは冷房なしの窓なしの殺人バスに四時間だ、水が無かったら脱水症状でぶっ倒れるだろう。テンコドゴで昼飯、ブルキナのご飯はリソース(ソースをご飯にかける)とリグラ(炊き込みご飯)が主流でここでは、リソースを食べた、美味しかった。瓶ビール一本が約100円は嬉しい。そこからタクシーで30分でガランゴの町に着く、まずは町でゆっくりとしていると、彼方此方から挨拶にくるブルキナベ(ブルキナファソ人)、握手をするみんな優しく暖かい。そこから歩いて村まで30分、40分、途中のパン屋で焼きたてのパンを食べる、うまい、なんでもできたてが最高だ。サックスを持っての移動は結構キツかったが、なんとか到着、ちょっと前の洪水で半壊してしまった家の中でも一番いい部屋を使わせてくれたみたいだ、コンクリにゴザだがありがたい。ご飯は、リソースや、もちもちした米粉などにソースを着けて食べる、トーと呼ばれる食べ物が出てきた、手でつっつきながら食べる。電気、水道は通っていない。夜に外でサックスを吹くと気持ちのいい風が吹いていた。「くろすゆうが~アフリカのブルキナファソで~サックスを吹く~」世界ウルルン滞在期の始まりだ。

ブルキナ日記

2010年01月29日 | 黒須遊
11日(月曜)
空港近くのホテル→シャルルドゴール空港→ワガドゥグ空港→ワガドゥグ市内の宿で就寝

時差のせいか早く寝たせいか、早く起きるも空港へのバスは15時まで無いと昨日聞いていたので、シャワーを浴び、日記を書き、フロントでパリの地図をもらう、そのときなぜかシャトル・バスが到着する、なんでだと思い昨日の女性とは違う人に聞く、すると7時から20分おきに出ているよとのこと、結局昨日の人はなにが言いたかったのかは今でもわからないが、聞き間違えだろう。パリ市内へ出ようと、用意をし足早にホテルをでるが残った時間と移動時間、料金を考え止めた。帰りにゆっくり回ろう。空港内でサンドウィッチとカフェオレを頼み、ポストカードを1枚買う、カフェオレはあまりおいしくなかった。荷物を渡し順番を待つ、誰かがストールを落としていたので、「失礼、こちら違いますか」と回りに聞くが違うようだ、すると「貰わないのか?」と不思議そうな顔で言われる、近くの椅子に置くと、声をかけてきた婦人が広げてみていた、気に入ったのだろうか、さすが海外、拾ったものは自分のものということか。機内では左にアメリカン、右はヨーロピアンの席で真ん中だ、肘がガンガン当たる。眠くなかったので映画を観ることにした、大韓航空よりエア・フランスは日本語の映画が少なく、嘘つきの男を描いたドキュメント映画とハリーポッターしかなかったが、その2本と食事で時間は丁度良かった。しかし、久しぶりに飛行機に乗って思うことは、狭いし反応が鈍いと置いて行かれるということだ。スチュワーデスの食事や飲み物の問いに対して、聞き返しては逆効果だ、「失礼、チキンと何ですか」と言ったらもうチキンの食事が出てくる、プレッシャーも凄い、すぐ答えろと言わんばかりの笑顔で圧倒される、終始、片方のイヤホンを外し気をつけておかねば、飲み物も食事も出てこないんじゃないかと思ったほどだ。到着は隣の黒人さんが慌てて、俺の腕を掴む位の揺れで到着、入国手続きが混雑していたので1時間ほど遅れてしまった。出口で友人がいると聞いていたのだが、見当たらず、そこはもうアフリカのブルキナファソだった、薄暗い街灯と黒人の白い歯が目立つ。どこからか「ユウチャーン」と片言の日本語で呼びかける声がし、3人の成年黒人男子が駆け寄ってきた、ちょっと驚いたが、すぐに友人の恋人オマールとその友達だろうと気づいた。そのあとから、見慣れた顔の日本人、友人の生子と美穂が現れた。今日はブルキナファソの首都、ワガドゥグで泊まるようだ、正直、どんな日程になっているのか知らないが楽しみだ。宿は天井が流木のようなもので作られた、ペンションのような所で、水洗トイレで良かったねと言われた。まずは荷物を置き、お土産を手渡す、マカロンにお菓子に友人は目を輝かせていた、このときはまだ、気づかなかったのだが、2、3日でその輝きはすぐに感じた。軽く晩御飯でも食べようということになり、路面店でチキンを食べる、まずはヤカンの水で手を洗い、右手で食べる、フランスの味気ない料理よりよっぽどうまい、ビールは一人一本でグラスはまずビールをちょっと入れて濯いでから注ぐ。今日は良く寝れそうだ。24時就寝。