エロゲはやっぱり中古が一番

気になるエロゲ 意外にいける?女装物

実は女装物メインの某メーカー、ある時を境に嫌になりました。理由はともかく、そのメーカーのものはすべて無視しています。そのせいか、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いではないですが、いつの間にか女装物はほとんどさわらなくなりましたね。
そんな折に出会ったあかべぇそふと3のきゃらぶれーしょん!(18/9/28)、女装物とは知らずに体験版をプレイしたところ、これが思った以上に面白く、値段もかなり安かったので、思い切って購入しました。といっても増税前の頃で、はっきりとは覚えていませんが¥3,000前後かな。


サブタイトルの「乙女は恋してキャラぶれる」の通り、女装の主人公を含めて、乙女たちの本音と建て前の裏表を全面に押しだしたキャラゲです。個性豊かなキャラによるその二面性のブレ巾があまりにも極端で、色とりどりの美少女たちの愉快かつ残念なギャップに抱腹絶倒。なかでもぶっちぎりのトップでお笑い街道を驀進中なのが桜木灰(ハイ)です。
主人公で従兄妹の六花との幼い頃の出会いが、寝込んでいたせいで病弱清楚なお嬢様と誤解されて以来、一目ぼれした六花をお兄様と呼び慕い、必死で深窓のご令嬢を演じています。しかしその実態は、元気溌剌、並の男2~3人ならアッという間にのしてしまうほどの、天下無双のやんちゃ姫。上流階級のご令嬢が集う凜華学園に入学早々、つい地がでてトラブルを起こし、通称監獄と呼ばれる男子禁制の特別矯正女子寮に入れられる羽目になります。
一方、同じ学園の使用人育成コースに通う主人公の六花は、病気がちな従兄妹の灰お嬢様を支えられる執事になるのが夢。いよいよその時がやってきたと期待に胸を膨らませていただけに、そのニュースを耳にするや否や即座に行動を起こします。
幸か不幸か、生徒会長の双子の妹雪にそっくりだったことから女装メイド・ユキとして灰お嬢様を助けるべく、監獄に潜入するのですが・・・

「ちょっと、そこのメイド、ジャ〇プ買ってきなさい!3秒以内よ!」
「何やってんのよ、このダメイド!」
病弱な深窓のご令嬢とは似ても似つかぬお姿に、さすがに女装メイド・ユキもただただ唖然とするばかり。
ここから先は灰の独壇場。
このゲームはなんといっても灰がすべてです。
そもそも灰(ハイ)なんて、およそヒロインらしくない名前ですよね。少なくとも私はシナリオライターのセンスを疑ったくらいです。
でも違いました。ちゃんとした理由がありました。プレイ後は実にヒロインにふさわしい名前だと納得できました。
なにしろ・・・


このシーンはおめかしした灰が夜中にコーラを飲んでいるだけ、ではありませんが、これ以上はネタバレになるので、そこから先はご自分でお確かめください。名前の由来を含めて、すべてが明らかになるはずです。思わずウルッときたりして⁈
攻略は5人、メインヒロインは姉・美麗役の双子の妹・一ノ瀬雪亜なのですが、もちろん他のルートも見所タップリ。ロリっ娘・僕っ娘・二重人格の娘まで濃いキャラばかりで、頭を空っぽにして心から楽しめる実に愉快で爽快なゲームです。そしてこれはあくまでも、ガサツで暴力的で高飛車で、とても一途なオトコマエの心根の優しい女の子、灰の物語です。

そんなこんなで・・・なにが「そんなこんな」なのか不明ですが、とあるエロゲからパクってみました。(このネタにピ~ンとくる方は相当エロゲをやりこんでいますね)
以前からやりたかったオトメ*ドメイン(16/2/24 ぱれっと)、ミドルプライスとはいえ、新品とほとんど変わらない価格のため、ずっと見送っていましたが、今回は特別価格のためつい購入。といっても他と比べると¥7~800安かっただけですが、きゃらぶれーしょん!があまりにもピッタリとハマったこともあるのですが、このゲームはプレイして初めて理解できました。さすが、高額なだけのことはあるな、と。

たまに、中古でメチャクチャ高いのに、やってみたらサッパリだったというゲームもありますが、こればかりはあくまでも趣味趣向の問題ですからね。一概にどうこういえるものではありませんが、それでもユーザーとしては、少なくとも同等の対価は求めたくなるものです。まあ、中古専門の私にはそんな権利はないのでしょうが・・・。

それにしても日常の何気ないやり取りが実にいいですね。
雰囲気といいますか、とても世界観がいいんですよ。何の外連味もなく、物語を気持ち良く進めることができることが一番でした。キャラの色付けが巧いですね。通常のやり取りからいきなり斜め上の展開に思わず、え?ってついつい引き込まれてしまいます。良く考えれば、途方もない事なのに、いつの間にか自然に受け入れてしまっている自分がこわい。
別荘を開放して、寮にしたのは良いがここに住むうら若きオトメ4人、誰一人として満足に料理すらできないなんて考えにくいんですが、ここでも当然のように受け入れてしまう私です。何しろ育ちが育ち、箸より重いものは持ったことのないお嬢様ばかりですからね。おまけに全員が、いいのは見栄えだけの変人・奇人の類です。だからこそヒロインたちからお母さんと慕われるほど女子力の高い常識のある(?)主人公が、ありがたく重宝されることになるんですけどね。

そしてここぞという時に見せる主人公の男らしさにヒロインたちはイチコロでした。ある時は不良に襲われそうになった瞬間にさっそうと登場、一人を見事に一本背負いで投げ飛ばすとか、逃げ帰ったヒロインを実家まで追いかけて、正面から男として正々堂々と迎えに行くとか、実に小気味良かったですね。
ただメインルートだけは些か情けない。祖母の遺言、忘れたのか!と怒鳴りたくなるほどでした。まあ、最後はとても男らしくて、ヒロインたちと同じくコロっといかされた私なんですが・・・。
多くの方のご指摘通り、ひなた⇒柚子⇒風莉としたのですが、なるほどでした。





話がとてもスムーズに進みますね。ひなたや柚子の会話に思わずクスリとさせられます。まるで意識でもしているような・・・そういえば流星ワールドアクターはまさにそうでした。主人公のルカがさり気なく、前ルートのエピソードを話しかけてきます、もちろんプレイヤーに。
今回はそうでもないようなので、順番が大切なんだとよくわかりました。
で、七海先生ルートは何処?

先のきゃらぶれーしょん!もそうですが、このオトメ*ドメイン、終わった後の清々しさがなんとも言えません。こういった世界観、これからももっともっと味わいたいものです。もちろん、あのメーカーだけはやりませんよ(笑)


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