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エロゲはやっぱり中古が一番

アマエミ 感想

これまで楽しみにしていたひとつに、サクラノ詩の続編があります。千年桜に纏わる芸術を扱った作品なんですが、今年の11月末にようやくサクラノ刻として発売されることになりました。
直ぐに体験版をやりましたが、前作の唯一気に入らなかった前半の冗長な部分がすっかり無くなりいきなりのトップスピードの展開に嬉しさ全開です。ひょっとしたら7年も待ち焦がれたせいか、自分の中で相当美化していた可能性が無きにしも非ずなんですけどね。

心無い落書きによって台無しにされた学園の壁面に卒業制作として美術部の生徒たちによって描かれた桜の絵を、ものの見事に復活させたのが当時の非常勤講師だった草薙 直哉、その後どのように展開していくのかを心待ちしていたんですが、偶然にも一足早く同じようなモチーフの作品を見つけました。
それがアマエミ-longing for you-

入学式を迎える新入生たちのために美術部が描いた桜のアーチを準備していたところに、猫が青のペンキをひっくり返した上にそこら中に青い足跡をベタベタつけていってしまいます。それを描くことができなくなってしまったかっての天才画家で、今はしがない社会科の臨時職員の主人公・鍋島立哉が、たった一晩で復活させる出だし。
これってあまりにも似すぎて怖いんですが(笑)。


さて今作はヒロインが3人、いずれも魅力たっぷりで誰からでも問題はなさそうです。
立哉を慕う、イマドキ女子校生の楠木いろは、
ミステリアスに立哉誘う学園随一の才女、来栖桜綾、
そして恩師の娘である、明日咲沙希。
どのヒロインを選んでも出だし部分とうまく繋がっていくので、この辺りは複数のシナリオライターの良さが全面にでた感じですね。
主人公の立哉が、ヒロインの愛情によって心に負った傷が癒え、再び筆をとることになるのかが共通のテーマです。ただ本意とは違う形で治まる可能性もなくはないんですけどね(笑)。


まずは最初は世間では一番評価の低かったいろはを選んだんですが・・・


毎日を楽しく過ごしている、カースト最上位の陽キャです。ハーフ(父が外国人)なので、珍しがられることもありますが、派手めな見た目に反して常識人で、純粋な心の持ち主です。今回もかわいがっていた猫をつれてきたのが原因だが、この猫の処分だけはやめて欲しいと主人公に只管頭を下げます。
実はこの猫、捨て猫ではなく、主人公が社会準備室で飼っている猫だったこともあり、人ごととは言えない立場に置かれていたのです。
いろはの真摯な態度に絆された立哉、それならいっそ青い桜にしてしまえばとのイメージが湧きあがり、見事に復活させることになるのですが・・・
以来、いろはにすっかり懐かれてしまいます。嫌味のない爽やかなストーリーに思わずニッコリ!久々にジックリとイチャラブを堪能してしまいましたよ、いつもなら強制スキップで飛ばすHシーンも含めて。
意外にも芸術とは真逆に位置するはずのいろはでしたが、なかなかどうしてシャレたオチが用意されていました。

どんなオチなのかはお楽しみに。




来栖 桜綾(くるす さくや)は学園一の才女にして、誰しもが振り返る美貌の持ち主です。

全身から漂う大人顔負けの余裕とミステリアスな雰囲気、そしてその凜とした表情で、羨望と尊敬を集めているのですが、飄々とした性格でありながら、好んで冗談を口にするばかりか、イタズラっぽくて、立哉は何度となく手玉に取られてしまいます。
オープンにはしていませんが、若くして成功した時代小説作家であり、立哉との歴史談義がお気に入りで、社会科準備室は活動拠点になっていました。
そこへ上のいろはが押しかけてきて、さらには新入生の咲沙希までがやってくるのですから、居場所がなくなりそうで些かおかんむりのはずが、作家桜坂クリスのファンだと知ってついニヤケてしまうチョロい一面も。
執筆活動で定宿にしている旅館に三人を招き、そこで大胆な行動にでるのですが・・・

浴衣姿ではにかむ桜綾もなかなか乙ですが、最後はいつもの尊大な女王様?!



明日 咲沙希(あけび さき)は真面目で芯が強く、少々堅物な委員長タイプかと思いきや、世間知らずで子供っぽいところもあり、同性はもちろん異性からも、庇護欲をかきたてられる存在です。

入学してしばらくした後に、立哉が恩人だと気づき、弟子入りを志願します。
彼に袖にされるも、しぶとく社会科準備室へと押しかけるようになります。
過去にどうやら何かあったらしいと作家でもある桜綾は気付くのですが、それもそのはず、立哉の絵の師匠が咲沙希の母親だったのです。そしていつの間にか他の2人のヒロインたちとも仲良くなり、立哉をめぐる三つ巴の熱いバトルを繰り広げる展開、とはならずにどのルートもヒロイン以外は揃ってうまく付き合えるよう温かく見守るだけでなく、さり気なくフォローまでしてくれるという主人公にとってはまさにサイコーの環境です。



このルートこそ正史になるんでしょうが、三者三様でいずれのルートも甲乙つけがたいくらい素敵なシナリオでした。

あざらしそふとの作品はロイヤルガーデンをプレイしたくらいです。といってもいつもの運賃無料のためのオマケの一つ。面白かったのですが他の作品を探したところ、当時はロープラの物ばかりだったのでそれっきりになってしまいました。今回はたまたま上に書いたような理由だったのと、思った以上に特別安かったからです。普段ならこれ1本のはずが、オマケがないと運賃が無料にはならなかったほどですからね。いつものショップでそれに見合う範囲で検索をかけたところ見つかったのが星織ユメミライ。
ずっと以前にプレイ済みでしたが、当時は相当高かったはずです。それにほとんど覚えていなかったこともあり、これくらいならダブっても構わないかと購入したのですが、たったの三桁という割にはかなり楽しんでいます。何しろボリュームが物凄いですからね。今回はサラっと特定ヒロインだけのつもりだったんですが、それでも通常の倍以上。学園だけでなく、アフターまでシッカリと書かれているので、なかなかカットできずについ最後までやってしまってます。
ただ上のアマエミとは違って後半のアフターはエロはなくても良かった気がします。特に某ルートなんてつきかなのスピンオフであるSSRを彷彿させるほどで、もう一度つきかなをプレイするのもありかな?と思えたほど。物語が理想のハッピーエンドだからなのかもしれません。
その点、爽やかですが、Hシーンが違和感なく取り入れられているアマエミの方がエロゲとしては価値が高い気がします。


あとは11月末のサクラノ刻、どんな展開がまっているんでしょうか。
とても待ち遠しいですね。


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