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エロゲはやっぱり中古が一番

感動?? かけぬけ★青春スパーキング!の攻略・感想

かけぬけ¥5,000で買っちゃいました。
やっぱりテンポいいですよね。世界観もそうですが、キャラのやり取りやラッキースケベイベントなどがてんこ盛り、斜め上をいくドタバタ喜劇がたまりません。
発売前の予約もダントツの一位。既にかなりの感想がアップされているのですが、意外にも思ったよりも低い点数でした。評価だけをとらえるなら並もしくは並の上といったところ。
安定した連続ヒットを続けるメーカーだけに期待度が大きすぎた反動なのかな。まあ、トップ街道を驀進中のメーカーには常に課せられる税金みたいなものですね。

十人十色、蓼食う虫も好き好きですから、万人全部を満足させることなんてありえません。ある人にとっては神ゲーでも他のプレイヤーにはクソゲーだった、なんて良くある話です。
ましてや今回はアオハルを全面に打ち出したもの。アピール度は強烈ですが、ぶっちゃけ当方のようなくたびれたオッサンには「青春」なんて眩しすぎて正視できません。戯画のような爽やかさがウリのメーカーならともかく、ドタバタラブコメに人情味溢れる中身の濃いSAGA PLANETSですからね。どんなアオハルになるのやら、それに・・・
この辺りは後で触れることにして、まずはあらすじですね。

あらすじ
主人公の遠野遊は青春をバイトにささげる、超リアリスト。
学業を器用にこなし、日々バイトに明け暮れて金を稼いでいた。
そんな遊を見かねた幼馴染みの響と、遊を師匠と仰ぐクラスメイトの理々は、彼をとある部に入れて更生させようとする。

響が勧めてきたのは、「学園でもっと青春して楽しく行動しよう!」がスローガンのにぎやか系女子で構成された「行動部」、通称「アクティ部」。
理々が勧めてきたのは「貴重な青春を世の中を良くするために費やそう」がスローガンの真面目系女子で構成された「ボランティア部」、通称「ネガティ部」。

二つの部から執拗な勧誘を請ける主人公の遊がついに根負けしたものの、片方だけの所属というわけにはいきません。そこで閃いたのが、アクティ部とネガティ部を一纏めにして「青春部」なるクラブを作ってしまうというものでした。

システム
とてもいいですね。私の場合、緊急回避を強いられる必要性がかなり高いので、フルではなく通常のウインドウにしています。とはいえ画面はなるべく大きく見たいのは当たり前。可動式のウインドウで23.6インチにできるだけ大きく設定。これなら瞬時に右上のアイコン一発で消せるのですが、このメーカーに限れば一度設定すれば後は一切不要です。(できればEscで一発回避ができれば、ありがたいんですけどね)
もちろん起動するだけで前回の終了場面からのリスタート、しかも選択肢は一つだけ。セーブ画面も一つあれば全く問題のないうれしい仕様です。前後だけでなく過去ログからのジャンプ機能も付いていますが、ほとんど使うことがないかもしれません。
サウンドはこれまでと同じく軽快で、音量その他とても聞きやすく仕上がっています。ひょとしたら私に
とって一番扱いやすいメーカーかもしれません。

ヒロイン攻略
選択肢は一つだけ、セーブは最短1回のみでも問題なくプレイできます。
最初は柊 栞里、海堂 凪子、鹿島 理々、小日向 響の4人ですが、誰か一人攻略すると遠野 律が可能になります。そしてメインの4人全員を攻略すると橘花が開放されます。
その都度、選択肢に攻略可能なヒロインが自動的に追加される仕組みで、最後は下のような画面になります。(セーブ画面は相かわらず最初の4人だけ)
お勧めの攻略順は栞里or凪子⇒理々⇒響ですね。


まずは一番差しさわりの無い柊 栞里(ひいらぎ しおり)から。

栞里って、少しばかり人見知りで、人と接するのが苦手なタイプです。個別ルートではそれが掘り下げられています。基本的にリアクションが少なく、無表情なのは小さい頃の出来事がトラウマになっていたのです。
この辺りはネタバレになるので詳しくは話せませんが、同じようなことが現実に起こります。
ボランティア活動の一環で保育園を訪れたときのことでした。そこでいろいろ活動しているうちに、片隅でマジックができるという女の子を別の女の子二人が嘘つき呼ばわりしているのを栞里と遊は見つけます。
そこでの遊のとった行動が、女の子だけでなく、過去の話と重なり合って、栞里の心を優しく包んでくれることになります。決して派手さはないのですが、心がホンワカと温かくなってくるシナリオがアチコチに用意されています。




続いて海堂 凪子

メインヒロインの響とは従姉妹で、妹のように可愛がってきた響が立ち上げた「アクティ部」に入部するも、はじめのうちは響の勧誘を断る主人公をイヤな奴だと目の敵にするくらいです。しかも小さい頃から鍛錬している合気道有段者。並みの男くらいなら瞬殺できるほどで、主人公も当初はこっぴどくやられます。
元来はサバサバした性格で、姉御肌です。周囲から頼られることが多いのですが、反面男には耐性がまるでなく、その手の話になるとすぐにテンパってしまいます。遊を憎からず思っているにもかかわらず、素直になれず、告白されるやその場を逃げ出してしまいます。その癖、せっかくのチャンスをパアにしてしまい、立ち上がれないほどの自己嫌悪に。
そんな凪子との接近は簡単にはいきませんが、そこはさすが仲間たち。響を中心にチームワークを組んでお節介を焼くのが青春?
このルートでは趣味に合わせた夏に相応しいものでした。スポーツ万能の凪が見せる華麗な演技な中々のもの。



鹿島 理々(かしま りり)

ボランティア部(ネガティ部)所属。主人公のクラスメイト。 
とある財閥のお嬢様で ふわっとした優しい空気感を漂わす美少女で、クラスでの人気も高い。 学園に入学してから、人の役に立つためにとボランティア部を設立するのですが、主人公の親友の神楽坂がいるせいで、通称「ネガティ部」などと言われ、部員が増えないのが悩みの種。
主人公のマジックの腕にほれ込み、勝手に師匠と呼んでいます。

ボランティア活動で地域の色んな施設からは慕われています。ただ自分のことよりも些かボランティア活動に入れ込みすぎるきらいがあるのですが、それが何故なのかは誰も知りません。

ここまでのルートはアオハルを余りにも意識して全面に出し過ぎたきらいがあり、私の青春カウントは精々70点止まり。起伏の乏しいただのイチャラブ物語といった物足りなさがあったのですが・・・


小日向 響(こひなた ひびき)
主人公の幼馴染で、数年振りに風見市に帰ってきて、主人公と再会を果たします。 

面白いことをしたい、皆で楽しい学園生活を過ごしたいという気持ちから「行動部」通称「アクティ部」という部を立ち上げ、再開してから主人公が一緒に遊んでくれないことに不満を抱き、ことあるごとにアクティ部の活動に誘い続けているのですが、響こそ間違いなくメインヒロインなんです!
このルートで、はじめて題名の意味やテーマが語られます。そして他のヒロインたちのネタもさりげなく入れながら、まわりを全部巻き込んで夢と希望をいっぱい詰め込んだとてつもなくデッカいイベントを立ち上げようと試みる響。
余りにも大きすぎて一介の学園生では到底無理なことと反対する周りに対して、何事にも前向きにとらえる響曰く、
「失敗したってかまわないじゃない、それが青春なんだから!」
そこから物語が大きく動き始めるのですが、果たして遊は響の想いをシッカリと受け止めることができるのでしょうか?

そのワンシーンがこれ。

あとはご自身でお確かめください。このルートだけで、多くの方の総合評価(75点)よりも私の青春カウントは高くて、すでに80点オーバーです。
前作の金色ほど感動は得られないかもしれませんが、とても温かくて清々しい気分で終わることができました。
この響だけで元はとれましたね。(ただ世間の評価と売上数から考えると、年末には¥4,000を切る可能性が高いかも???)


サブヒロインの遠野 律は主人公の義妹です。
非常に可愛い性格で、誰にでも好かれる優等生です。
一度打ち解けた相手とは、とても仲良くなれるが、少し人見知りな所があります。
兄に生意気な口を利くこともあるが、実は重度のブラコンで、ところ構わず好き好きアピールに、遊はうれしさ半分、逃げ半分の持て余し感がアリアリ。
遊とは血が繋がっていません。それぞれが連れ子同士ですが、このことはほどんど知られていません。というか初めから、くっつける魂胆がミエミエの妹ゲルートです(笑)
青春カウントは現状維持から、若干UP?(男前の響に+5点の85点)

抱腹絶倒、キャラゲの面目躍如といったところですが、余り早い段階ではプレイしない方がいいですよ。メインが霞んでしまいますから。(このルートに勝てるとしたら響くらいなものかも⁈)


聖 橘花(ひじり きっか)

お調子者で、老若男女問わず、ゼロ距離で馴れ馴れしく接してきます。学年はどうやら律と同じらしいのですが、クラスその他詳しいことは誰も知りません。
趣味は主人公いじりで、たまに人の本質をズバリと指摘したりする感性が鋭い不詳の娘。体験版のラストでもあったように游の叔母で理事長でもある岬和水とは面識があるらしいのですが、果たして・・・


このルートこそTrueでした。
これまでの一連の謎が全て解明されることになります。
そして・・・
涙と感動のラストシーン、
さすがSAGA PLANETSですね。
ここまでくれば間違いなく90点以上に青春カウントはアップです。
とても素敵なエンディングムービーが流れ出し、
いよいよ別離の時が迫ります・・・




さようなら





最後の最後にとんでもないオマケがついていました。
これこそまさしくSAGA PLANETS!
やっぱり期待を裏切りませんでした!
ひょっとすると、金色のソーマ君をも上回る出来⁈
かもしれません。



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