グランマの扉

女4代にぎやかな日々

待望の東京旅行  四日目

2021-10-25 | 旅行
この日は事前に予約していた国立科学博物館の「大英博物館 ミイラ展」へ。

実はニューヨークのメトロポリタン美術館でずらずらと並んだミイラ展示場で具合が悪くなった私。
ツアーではなく、自分たちのペースで旅行していたナイアガラとニューヨークだけの旅でしたが、メトロポリタンはその終盤に訪れました。
やはり緊張を強いられていた旅の終わりでもあり、心身ともに疲労していたせいだとは思うのですが、無邪気にポンポンと並べられていたミイラが安置されていた棺を見た時、ショックを受けたんですよね。
生まれ変わりを信じ、丁寧に丁寧に祈りを込めて納められた筈なのに、異国の発見者に発掘され持ち帰られ、これ見よがしにずらりと並べられている様に。

なので今回も決して望んで見に行ったわけではないのです。
この時期、国立博物館ではこの催しだった・・というだけ。
おりしも、その日は雨の予報。
まあ、運よく雨にあたることはなかったのですが、上機嫌に外歩きするような感じ日ではない。
この際、じっくりミイラについて学んでみようかと出かけてきました。


案内ガイドを借り、いざ場内へ。

三歳位の子供がずっと「怖い」と泣いていて・・・
そうだよね~~  


まあ本物のミイラがあるわけではないのですが、薄暗いし何となく雰囲気がね・・可哀そうに。



さて、今回のミイラ展。
六体のミイラをCTスキャンで画像解析して、当時を推測したというのが売り。

それぞれの生まれた時代や身長や死因などが推測されていました。

成人男性のミイラは殆ど身長は165センチ前後。
亡くなった年齢は45才前後。
死因は癌とか動脈硬化症等。
虫歯や歯周病も多く、あの時代の人達も現代と同じような病に苦しんだのがわかります。
気の毒なのは身分の高い神職者と思われる方のミイラの説明に「口臭が酷かったと思われる」と書かれていた事。
多分敬われ丁重に葬られた筈なのに、まさか後世でこんな事を暴かれるとはね・・・・

若い人や子供のミイラは死因はわからないと書かれており、骨に病変が表れる前に亡くなったと思われます。




さて、ミイラだけに焦点が当てられているでけではなく、当時の音楽や食物や化粧品なども展示でうかがい知ることが出来るのですが、パンには小石などが混じっている事が多く、歯が欠けたとか、実は虱予防や生え際の後退を隠すために髪は短く切っているか剃っていて、鬘を被っていたとか、アイラインは防虫の役目もあったとか、中々面白かったです。

最後に日本の発掘団によるミイラの発見の映像があったのですが、洞窟の穴を開けた時「あ、ミイラの匂いがする」と。
なんだかどんな匂いなのか、知りたいような知りたくないような・・・




たっぷり二時間ほど古代エジプトに世界に漂った後は、東京の友達がお勧めしてくれた蕎麦屋さんへ。



浅草の尾張屋本店です。


先ずは熱燗で









この湯豆腐が美味しかった。







お蕎麦は友達のお勧めのこれ






東京は本当にお蕎麦が美味しいですね。




さて、お蕎麦で幸せな気持ちになった後は、国立競技場へ。







11月までフィールド展望というイベントで見学できるという事だったのですが、実は日曜だけで、オフィシャルショップも週末しか開いていません。
周辺でのジョギングも禁止という事で、周辺に人影はなし。




卓球競技が行われた東京体育館越しに眺める新宿方面。







何だかこの辺りは廃墟の雰囲気・・・・


ついこの間までオリンピックがあったのが信じられない感じ。






東京最後の夜はホテルの近所の干物と豆腐のお店へ。







お店は常連と思われる人達で一杯。
と言っても、テーブル席は4人定員、カウンターは隣の人とは二席分開けてパーテーションが、そしてドアは開けっ放し。
お客さんやお店の人の嬉しそうな様子が印象的でした。



そして旅の最後の夜は、これまた恒例のホテルのバーで一杯。








待ちに待っていた東京旅行。
本当に盛りだくさん、そして食べ尽くし、歩きに歩いた旅となりました。 
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