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紅葉の始まったばかりの山の景色を見ながらの峠までのドライブ。
今年は暖かいせいか、目を見張るような紅葉はまだ先のようでした。
峠のふもとでいつものように昔トウキビと果物を買ったのですが、今年はあの平らな桃が見当たらず聞いて見ましたら、もう終わったと。
果物一般実りが早く、早目早目の収穫だったようです。
唯一実がなっていたのは、トップの写真の林檎。
でも、ここでも熟した林檎が一杯下に落ちていました。
そして、キノコ類も今年は不作。
雨も少ないですしね・・・
それでも、途中の直売店で求めてきました。
落葉(らくよう)きのこです。
綺麗に洗って、塩水に漬けておきました。
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夫はこれの味噌汁が大好き。
それも豆腐やネギなどは一切入れず、キノコのみ。
故郷ではこの時期、落葉やらぼりぼり等、あらゆるキノコを入れた味噌汁が定番だったようです。
初めてこの味噌汁を夫の祖父宅で出された時は、正直ちょっとギョッとしました。
何だかぬるぬるした大きな物がお椀一杯入っているんですもの。
でも一口飲んでビックリ。
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其々のキノコからの旨味で、素晴らしい美味しさ。
思わずお代りして・・・
後で聞きましたら、此処が気に入って貰ったポイントだったようです。
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祖父宅に行くと、何時も大鍋に煮物や汁物がたっぷりあり、親戚や近所の人が集まって大騒ぎしたものですが、今や住んでいるのは92歳の叔父のみ。
キノコの味噌汁は、夫にとってあの時代の象徴なのかもね・・・