「この世では良いことしか起こらない」
「現実に起こることは、自分にとってすべてプラスのこと」
そういうフィルターを持っていると、どんなに辛い目にあっても、
必ず自分にとって成長のための学びがある、それはなんだろう?と探そうとします。
自分の思考によるものの見方(フィルター)で、現実の出来事をいかようにも受け取れる。
その出来事をプラスにするのもマイナスにするのも、自分次第。
極端な話、幸せになるのも、不幸になるのも、自分が選んでいる、というわけです。
「全てを知っている自分のハイアーセルフが、人生を導いている」
ヒプノセッションで潜在意識に入っていくと、そのことを改めて実感することになります。
面白いことに、多くの方が人生のターニングポイントで、ヒプノセッションを受けていると言えます。
いわゆる、その方にとってベストなタイミングに―。
それもやはり、ハイアーセルフ(潜在意識)が導いているからなのでしょう。
逆に言うと、セッションを受けたことをきっかけに、意識や行動や生き方が変わリ始めるということ。
セッション中に向き合う前世の自分が、あるいは未来の自分が、今の自分のモヤモヤを解消したり、探している答えを引き出してくれたり、勇気が出ないときに背中を押すことだったり、必ず良い方向へと向かわせてくれます。
後に振り返ったとき、「あの時(ヒプノセラピーを受けたこと)が人生のターニングポイントだった」と実感することになるのです。
50代の女性、Aさんのヒプノセッションをご紹介します。
彼女は幼い頃から、興味が向いた人やものに対する観察眼と、自分にとって必要なものをキャッチするセンサーを持ち合わせていました。
そして、「目に見えない世界にこの世の大事なことが隠れている」という価値観を大切にしてきました。
けれど、ご両親はそのような感性をまったく理解できず、心理的虐待に近い関わり方を無意識にしていて、結果的にAさんを恐怖で支配していたのです。
しつけに厳しく、学校の成績も常に上位であることを望む母親が、満足のいく成果が出せないAさんに対して、手が出ることもたびたびあったそう。
それが日常茶飯事だったため、Aさんは「自分が悪いんだ」「母を困らせる自分は最低だ」という間違った観念を、知らず知らずのうちに潜在意識に植え込んでしまっていました。
母親の言動が虐待だと自覚したのは、成人になってかなり経ってからのこと。
私たちは皆、幼少期の親との関わりにおいて意識や思考の基盤が作られますから、親子関係の愛情の循環がスムーズに行われないと、Aさんのように、歪んだ形の観念が根付いてしまいます。
その歪んだ観念、価値観が、その人の人生を導くので、さまざまな人間関係において、常に自己否定感がつきまとうことに--。
そのような方は非常に多いと思います。
大人になって自身も子どもを持ち、「母親はあの時、精一杯だったんだ」と理解できるようになったことで、Aさんは、母親に対する恐れや恨みの感情がは、自然と薄れていったそうです。
今回、初めてヒプノセッションを受けるにあたり、どうしても気になっている過去生の自分と繋がりたいと、Aさんは思っていました。
それは以前に、過去生リーディングを受けて得た情報の一つ。
チャネラーがAさんの魂の記録を読み解き教えてくれたのは、科学者としてひたすら研究開発に没頭し、世の中に役立つエネルギーや技術を発明した男性だったという過去生。
社会の近代化に貢献した著名な人物であることにAさんは驚きながらも、その情報が不思議と腑に落ちて、しっくりきていたのです。
きっと自分にとって真実なんだと―-。
漠然と感じていたことをいつか確かめたいと、心の底でずっと願っていて、このタイミングでヒプノを受ける流れになったのでした。
セッションに入ると、Aさんは短時間でスムーズに深いリラックス状態に至りました。
居心地の良い場所を訪れるよう導くと、イメージの中で、子どもの頃に住んでいた故郷の草原に立っていると答えてくれました。
その場所にいて、周囲の情報をキャッチしてもらうのですが、太陽の日差しの温もり、鳥のさえずり、風のそよぎ、遠くに山並みが見える美しい景色など、五感で味わっている様子で、とても寛いだ状態のまま過去生へとアクセスしました。
Aさんのビジョンに現れた自分自身の容姿を確認していくと、年齢は40代の髭を生やした彫りの深い西洋人男性とのこと。
それはまさに、Aさんが会いたかった、科学者として人生を送った人物でした。
全てを知っているハイアーセルフが、ナビゲートしてくれて、安心安全な中でセッションは展開していきます。
最も近しい関係の家族(両親と兄)と一緒にいる場面で、この人物(Aさんの前世)ついての情報を聞き出していきました。
すると、物の仕組みや成り立ちを研究することが大好きで、とても頭が良かった彼。
でも人と関わることは苦手で、兄が唯一の友達でした。
また、その土地の人々から信望が厚かった社交的な両親は、息子が人付き合いの苦手な様子を案じていました。
さらに、この前世の父親がいまの息子さんに転生し、兄が最も心が通じる親友に転生していることを確認しました。
魂の記憶が一瞬で引き出されて、必要な情報を届けてくれます。
縁の深い魂は役柄を変えて、何度も共に人生を送っているわけです。
その後、人生で起きた大きな出来事へと、場面が展開するよう誘導します。
脳波が細やかな潜在意識状態になると、過去にも未来にも一瞬でアクセス可能。
なので、「前世での重要な出来事」と意図すると、今見る必要がある過去生の場面、解放すべき感情を味わった時空に意識が切り替わり、その瞬間に身を置くことになるのです。
いくつかの出来事をたどりながら、この前世をどう生きて、何を学び気づきを得たのか、今の人生にどう影響していたのか、などを丁寧にみていきます。
その人生で起こったことを、夢を見るように追体験しながら、何が引っ掛かっていて、今の人生の歩みを滞らせているのか、何がブロックになっていて気持ちのモヤモヤを招いているのか、ということに気づいていくのが、ヒプノセッションの醍醐味です。
セッションを進めていくと、この科学者の男性(Aさんの前世)は、近代化へと社会が大きく変革していく中で、天才的な頭脳と直感力で、人々の暮らしを便利に豊かにする画期的なものを発明していました。宇宙高次元と繋がって、必要な情報を受け取っていたからこそ、それが可能だったのです。
科学者の男性は、信念を持って研究に没頭し、閃きやアイディアを形にしようと努力し続けました。ある程度までその望みは叶ったものの、より高度な叡智を受け取りながら、それを3次元地球で現実化するには、相当な資金と人々の理解が必要で、その点でかなり苦労をしていました。
思考や発想が飛び抜けていて、天才的すぎて、他の人々から理解されず、どんどん孤立していったのです。
生まれた時代が早すぎたとも言えます。
発明をして人類に貢献できたこと、社会的には成功と言える人生を歩んだことは満足していましたが、一方で実は、人と深い信頼関係が築けずにとても孤独だったこと、人生の最後に大きな後悔の念を抱いていたことを、Aさんはセッションの中で、リアルな感情として理解します。
だからこそ次の人生では、より多くの人と心から信頼し合える関わりを持ちたいと望み、日常生活に楽しみを見出し、幸せを噛みしめることを大事にしたいと願ったのだと、Aさんは深いレベルで気づきを得た様子でした。
一生を追体験した後、魂の故郷へ導かれ、その前世を光のエネルギーで癒して、全てを肯定していきます。
その後、ずっと導いてくれているマスターからメッセージをもらい、さらに未来の自分からもメッセージをもらいます。
いまのAさんの背中を押すメッセージは――
・いつも喜びにフォーカスしてください!
・自分を自分で輝かせてください!
・世界を祝福してください!
シンプルだけれど、とても大事なアドバイスでした。
Aさんだけでなく、この時期、どなたにも心得てほしいメッセージと言えそうです。
後日、Aさんが感想を寄せてくださいました。
丁寧に導いてくださって、ありがとうございました。
セッション後、ハイヤーセルフとのコミュニケーションが、とてもスムーズにできるようになりました。
これまでもやっていたのですが、マインドとハイヤーセルフの違いがハッキリ分かるようになって、やりやすくなったのです。
こんなにすんなりと自動操縦になるんだなぁと、そこが一番の驚きでした。
リーディングやチャネリングなどからもたらされる情報は、この三次元を超えた叡智として、自分だけでは得られなかった気づきがあったり、ものの見方や意識を変えてくれるものです。
ただしその情報は、第三者のフィルターを通しています。
一方 自分自身が体験して腑に落ちることが、ヒプノセラピーの醍醐味。
だから 速やかに内側から癒しや変容が起こり、その後の人生の舵取りを、自分で主体的に意識的にしていく力となるのですね。
自分のハイアーセルフが見せてくれるものが真実であり、人に証明する必要もないし、誰かに「これは本当のことか?」と確かめる必要もないのです。
誰もが各々の宇宙を生きている。
全ての答えは自分の中にある。
それを自覚することが、とても大事なのだと思います。
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