◇催眠状態は脳がめっちゃ冴えてる状態
「ヒプノセラピーって、
半分眠っているような状態で、夢を見てるように、
いろいろなイメージを見ていくんですよね？」
こんな風に質問されることが、少なくありません。
ああ〜まあ、間違いではないけれど---
いや、やっぱり違います（って、どっちやねん
）
多くの皆さん、誤解されていますが、
催眠状態は眠っているわけじゃありませんよ
自分自身がその瞬間、イメージの中で体験していることを
ちゃんと理解し、ものすごい集中力で観察しています
ここでちょっと専門的なお話を---。
私たち人間の意識というのは、
約10％の顕在意識と約90％の潜在意識（集合的無意識、超意識を含む）
で構成されている、と言われています。
論理的な思考・理性・知性・意志・決断力などを司るのが顕在意識。
一方の潜在意識は、感情、感覚、直感、記憶、想像力などを司ります。
両者はこのように役割分担をしています。
脳で言うと、顕在意識は左脳、潜在意識は右脳の受け持ちです。
二つの意識の間にあるのが『クリティカルファクター』という膜。
フィルターで遮られているから、日頃はしっかりと分離され、
簡単には潜在意識にアクセスできないわけです。
特に日中、私たちは左脳による思考活動がメインで、
顕在意識は忙しく働き続けています。
でも、ドライブ中や何かに集中している時などは、
右脳優位になって、潜在意識にアクセスしやすい状態なんです。
（こちらの以前の記事も参考に）
◇ヒプノで何を体験するかは自分の意図次第
ヒプノセラピーは、意図的に心身の深いリラックスを作り出し、
クリティカルファクターの膜を取っ払って、
潜在意識と顕在意識が繋がった状態＝催眠状態へ促します。
自らの意志で、内面深く見つめていくのがヒプノの特徴。
原則的に「自らの意志」で催眠状態に至ります。
セラピストはただ寄り添っているだけ。
セラピーの間、全てをコントロールしているのは自分自身です。
操られるなんてことは絶対にありませんよ〜ご安心あれ
「自分につけた制限を外す」という本人の意図によって、
自由な体験が可能になるんですよね。
深〜いリラックスの状態というのは、
いわば一種の変性意識状態になるので、楽に心を開くことができ、
日頃触れることのない内奥にアクセスしやすくなるわけです
過去の人生での学び、引き継いだ思考の癖、消化しきれていない感情、
この世の真理、深い叡智など、ありとあらゆる情報が引き出されてきます。
過去の人生の出来事をドラマの再現のように体験する、というだけでなく、
天に還った愛する人や守護してくれている存在と対話できたり、
未来の自分の最高の姿を垣間見ることができたり、
催眠状態の脳は、今の自分に必要な情報を紐解いて、
宝物の箱をそ〜っと開けるように見せてくれるんです。
（これはいわゆる、アカシックレコードにある魂の記録データに常時繋がっている状態なのかと--）
セッションをやらせていただいて、傾向として、
催眠に入りやすいタイプと入りにくいタイプがあるようです。
固定観念がガチガチの人、頭の固い人、
人の言うことを素直に聞けない人、
疑い深い人、深いところで自分を信じていない人---
こういう方は残念ながら、すんなりと入っていけないようです。
（でも入れないわけではありません。ちょっとコツがいるんです）
こういう方は、深いところの自分を見ることに抵抗があるんですね。
ですから、セッション以前に、
自分自身の中に隠れてる「抵抗」や「恐れ」を
まずは柔らかくほぐしていく必要があります。
多少時間はかかりますが、それをすることで
ちゃんと潜在意識へ入っていけます。
また、もともと左脳が優位なタイプは、
催眠に入ったにもかかわらず、自己分析を始めるんですよね。
実際、私もそうでした😆
「浮かんでくるこのイメージって、自分で作ってるんじゃないの？」
「どっかで見た気がする風景だし、勝手に持って来てるんじゃないか？」
などなど、左脳はおしゃべりをやめようとしない😅😅
そういうもんなんです、左脳ってヤツは😆
いろいろ分析して判断するのが役目です。
でもせっかく自分の奥の情報に触れようとするのであれば、
左脳さんにはちょっとおとなしくしておいてもらうこと。
それも自分の意図次第、コントロールできるんです
ああ、面倒な分析はや〜めた！
楽しもう！右脳ちゃんに任せよう！
と、自分にOKができると、
潜在意識の旅がスルスルと展開していきます。
◇主体的に自分を見るから気づきが深い
ヒプノセラピーは、心と脳の特性を利用して
自身が抱えた問題の原因に、自らクローズアップしていきます。
例えば、前世セッションでは、
イメージの中に湧き上がる過去生の出来事を、
感情や感覚を通してリアルに体験します。
そこが、リーディングやチャネリングなどと違って、
主体的でとても面白いところだと思います。
チェネラーさんなどの第三者から
「あなたは過去生でこんな経験をして、
こんなカルマを作ってしまいました」と言われて、
「へ〜、そうなんだぁ」
と客観的に受け止めることも気づきに繋がりますが、
どこか他人事な感じでリアリティーに欠けるのは私だけ？
その点、ヒプノは「自分で見る」わけで
その分、気づきの深みがあるんだと思います。
また、「見たくないものを見ちゃったら怖い」
なんておっしゃる方も時々います。
自分の中にとんでもない闇があるんじゃないか--
それをヒプノで見てしまうんじゃないかと
漠然とした不安や恐れがある。
そうですよね〜〜
「ネガティブな自分を見たくない」って気持ち、
正直に言うと、誰でも、あるんじゃないかな。
でも、そういう自分を嫌わずに受け入れること。
それが自分を愛することなんですよね。
「自分を愛する」って人生における大きな課題です、
きっと誰にとっても。
ヒプノセラピーでは、
「見たくないものを見たらどうしよう？」
という心配はご無用。
潜在意識は自分が今、必要な情報しか見せないし、
出してこないんですよね。
先にも言いましたが、
すべてをコントロールしているのは本質の自分自身です。
必要以上に恐怖を与えることはないと言えます。
逆に、「自分は何を恐れているのか？」
というのが気づくべきポイントだったりします。
同じ現実に身を置いていても、
見方、捉え方が違うと、全く別の体験になります。
例えば---
気分が乗っている時は、人が集うパーティーは非常に楽しいのに、
落ち込みがひどい時には、苦痛でしかないということがありますね。
「物事をネガティブにとらえてしまう思考パターンがある。
その原因は何なのだろう？」
それがクリアすべき課題ということになるでしょう。
「何でいつもこうなるの？」と同じパターンを繰り返す方は、
その原因を探りたいという希望にお応えできます。
「こんな夢を叶えたい」「未来をこうしたい」と思う方は、
自己実現を邪魔するブロックを取り除き、
行動し続けるためのメンタル強化ができます。
自分の中のいろんな自分を見て---
さて、どんな自分で人生を送りたいですか
人生の主人公は自分！
最高の自分が生きたいように
人生をクリエイトしていかなきゃぁ〜
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