2月3日、今年も倫勝寺節分会が開催されました。天気も良く、風もない穏やかな節分の一日。
逆に天気が良すぎて、気温が14,5度ほどありました。あまりの暖かさ?に夏物襦袢を引っ張り出しての法要。
当日は午後1時からの福笑い節分寄席、節分大祈祷法要そして福引と、参加の皆さんにはそれぞれに楽しい時間をお過ごしいただけたこととと思います。
先にお知らせいたしましたように、節分寄席には
三遊亭あおもりさん(やはり、青森出身でした)
三遊亭司さん
姉妹漫才のニックス
初音家左橋さん
丸山おさむさん
5組の芸人さんに御出演いただき、節分法要・豆まきの前に会場を盛り上げていただきました。
観覧の皆さんは笑顔が絶えません。開催してよかったと思う瞬間です。
午後3時からは近隣有縁のご住職方のお力をお借りして、大祈祷法要。
霊園やお集りの皆さまだけでなく、この地球上すべてに安寧がおとずれますようにとの祈願の言葉を添えて、御本尊様に礼拝。
大般若600巻から生み出される智慧の風が、世界の隅々まで行きわたりますようにと、心を込めて大般若経を翻します。
特別祈祷の方には、特に念入りに理趣分の風を扇いで福寿長久、諸願成就、所縁吉祥を祈念します。
続いて豆まき。
日曜日開催という事もあり、いつも以上に豆まきに参加してくださる方が多かったようです。
例年の2割り増しくらいでしょうか。
寄席のときは前方が少し席が空いていたようですが、さすがに豆まきは多かったですね。撒いている最中の写真が無いのが残念・・
今年も篤志の方から、ご自分で作られた手毬をご寄贈いただき、豆と一緒に撒かせていただきました。
一つ一つ丁寧に作られた手毬。
運よく手毬を受け取られた方は、どうか大事になさってください。
豆まきの後は、お楽しみ福引抽選会。
三遊亭司さん、「ベジーわたなべ」こと渡辺八百屋さんの軽妙な司会で、抽選は盛り上がります。
芸人さんや藤島親方の福引もあって、会場は大盛況のうちに行事はすべて終了しました。
演芸の開演前に体調を崩した方が救急搬送されるというトラブルもありましたが、その場に居合わせた方々のご協力もあって迅速に対応していただきました。
その後持ち直したようで、こちらも一安心です。ご協力いただきましてみなさま、ありがとうございました。
行事後は、いつものきりたんぽ鍋を囲んでの懇親会。
今回もお寺の手料理を並べて、和気あいあいのひとときを過ごしました。
献立は以下の通り。
揚げ物盛り込み
鰆湯葉の蒲焼(山椒粉)揚げ梅麩、揚げ芽くわい(振り塩) 干し柿と干し芋のてんぷら いちご はじかみ
煮物盛り込み
新筍 手綱コンニャク 乾椎茸の煮物 菜の花 粟麩 蓬麩 梅型
小鉢
胡麻豆腐 醤油 置き山葵
小鉢
黒豆含め煮 金箔のせ
小鉢
芹、人参、粟麩、蓬麩、大徳寺麩の白和え
中皿
山形のお漬物 白菜漬 青菜漬 尾花沢赤蕪漬け キムチ沢庵
※今回のブログには、冒頭の写真はじめ数点を、お檀家のE藤さん撮影のものを使わせていただきました。
E藤さん、ありがとうございました。
さて、倫勝寺の豆撒きは、毎年粒のままで豆を撒いています。
このため豆まきが終わると受け止め損ねたたくさんの豆が境内に落ちることになってしまいます。
「もったいないなあ」「袋に入れて撒けばいいのに」
との声をこれまでも頂いてきました。
お寺としては当面、粒のままで豆まきをしてまいります。
袋入りにすると、下に落ちた豆袋を拾うときに奪い合いになる可能性が高いからです。
取り合いになったときに、運悪く転んでそこに何人も折り重なって・・・という事が無いわけではありません。
倫勝寺の豆まきでは年齢の高い方が多いので、とくに将棋倒しになる可能性が高いと思います。
手毬を撒くときにも「決して奪い合いにならないよう、譲り合いでおねがいしま-す!」とお願いをしています。
豆まきにきて怪我をされては、福は内、ではなくなってしまいますからね。
上記のような理由で、これからも倫勝寺は粒のままで豆撒きをさせていただきます。
・・・・・・
池の横にある梅の古木に花がつき始めました。
昨日(2月4日)までのあたたかさに驚いて、急いで花をつけたのかもしれません。
今日はぶるぶるの寒さ。梅もビックリ、かも。
今日はここまで。