今年の秋彼岸お中日は雨の予報だったのですが、おかげさまで朝のうちに雨も上がり、たくさんの方々のお参りをいただいて彼岸会のいち日を過ごさせていただきことができました。
今日(24日)も昨日同様、たくさんの参詣者で霊園はにぎわっています。
お塔婆やお花、線香を持つお父さんのお母さんの後を、こどもたちがお花や手桶をもってついてく様子は、周囲の人をほのぼのとした温かな気持ちにしてくれます。
さて、今回は法要の前にシャンティ国際ボランティア会から神﨑さんにおいでいただいてお話していただきました。
svaは国内での被災地救援・支援活動だけでなく、タイ、ラオス、カンボジア、アフガニスン、ビルマ、ネパールなどアジアの7つの国で活動しています。
現地では主に識字率の向上や、子供たちが教育を受けることで社会の安定を目指すなど、地道に活動を続けています。
そのため、学校や図書館を建てるだけでなく、教員の養成をする、図書を増やす、伝統工芸品の販路を作り出すなど、援助に頼らず自立できるような仕組みを作り上げることに尽力しています。
今回はそんな取り組みや、活動の中で出会った子供たちの話をしていただきました。
身をなげうってのボランティアとはいうものの、海外での活動にはさまざまな苦労や危険が伴います。
工芸品の販売を行っていた若い女性も、つい最近までラオス事務所に駐在していたとのこと。
泥にまみれての活動は、本当に大変なことだったと思います。
しかし、そういった経験があるからこその説得力のあるお話し。
短い時間でしたが、泥の中の菩薩さまのお話しを聞かせていただきました。
午前11時からのさんぜ法要は、50名以上の方々のお参りをいただきました。
良いお天気であったことや、土曜日でお参りしやすい日であったことが幸いしたのだと思います。
さんぜのように永代供養墓地の場合、お寺が代わってお参りしますので参詣せずとも大丈夫ですよということなので、参詣者が増えるのはありがたいことです。
お墓の形がどうであれ、故人を想う気持ちは皆さん同じ。
今後も朝課中の供養や年3回の墓前供養は、しっかりと勤めさせていただきたいと思っています。
さんぜの塔婆を奉納する地蔵堂での供養にも、多くのお参りをいただきました。
講演が終わって午後3時からの本堂での供養も、常の通り無事に済まさせてもらいました。
さて、今回は26日までがお彼岸の期間です。
有縁の皆さまには、早めにお塔婆の引き取りをお願いいたします。
谷口甘納豆さん特製のお寺からのお供物は、10月1日・日曜日までの配布になりますのでご承知おきください。。
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前回に引き続き、コスモス、曼珠沙華、芙蓉の花。
紫陽花がまだ花の色を残しながらゆっくり朽ちていくのを見ていると、胸の中に寂しさのような、平穏なような、いろんな感情が湧いては消えていきます
今日はここまで。
さんぜのまなざし goo別院 1709