さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

6月6日「シルクロード・音楽の旅」コンサートが長野県伊那市で行われました。

2009-06-08 16:57:45 | 倫勝寺の日々

以前から当ブログでもお知らせしておりました「シルクロード・音楽の旅」コンサートが、長野県伊那市の「いなっせ」で6月6日(土)に行われました。

(上は「いなっせ」のホールのようすです。)

中国琵琶や二胡、篳篥(ひちりき)などシルクロードを通って伝わった楽器をつかって、西洋、東洋の音楽を演奏するという、ちょっと珍しく、そして心から楽しめるコンサートでした。

荒川静香さんがアイススケートで使って有名になった歌劇『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」や、映画『ニューシネマパラダイス』のテーマ、映画『ラストエンペラー』など、馴染みのある曲が思いもよらぬ装い(アレンジ)で二胡や中国琵琶で演奏されると、本当にうれしい驚きです。

今回、仏教音楽として私たち曹洞宗の聲明も参加させていただきました。

(バンドの楽器セットとは言いませんが、木魚、ケイス、引鏧、さまざま持参してコンサートに臨みました。)

昨年の「大船観音寺 夢観音・アジアフェスティバル」で、シャオロンさんの中国琵琶と聲明(しょうみょう)の共演をさせていただきましたのは、以前のブログにも書いたとおりです。

その時は、中国琵琶にあわせて聲明をお唱えするのも、ステージで独唱(?)するのも初めての経験でしたし、シャオロンさんの書いた曲が世界初演ということもあって、かなり緊張してのステージでした。
結果はあまり納得のいくものではありませんでした。己の未熟さを痛感したわけであります。

いつかはリベンジを…と心ひそかに思っておりましたところ、平塚在住のJWS(ジャズワークショップ湘南)木崎さんからお誘いをいただきましたので、
横浜から拙僧と港南区・T昌院副住職、そして東京・神奈川在住の曹洞宗若手僧侶9名、さらに弁天様一名の計12名で長野県伊那市まで出掛けてまいりました。

僧侶間の初めての打ち合わせは、当日、現場でということになりました。結構、緊張します。

  うわー、たいへんかもー・・・

 お着替えしなきゃ、なあ・・・

 

  演奏中です。

残念ながら、聲明のステージ写真はありません。
演じている本人なので、写真は撮れませんでした。亀野さんのページから、ご覧下さい。

結果は・・「聲明を教えていただいた老師に、少しは恩返しができたかな」というところでしょうか、ホッとしています。

長野関係、本庁関係、一人ひとりお名前を上げることはできませんが、さまざまな方々に仏縁、ご縁をいただき、
ご協力をいただいてのコンサート参加でした。
あらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。

すばらしい経験をさせていただきました。お坊さんは、もっともっといろんなところに出ていかないとね。

この14日の午後2時から、平塚市民センター大ホールで同様のコンサートが行われます。
この日も、拙僧が参加いたします。お近くの方はどうぞ、足を運んでみてください。木崎さんのおしゃべりが楽しい、フレンドリーなコンサートです。


シルクロード・音楽の旅
2009年6月6日(土) 伊那市生涯学習センター ホール
主催:NPO法人クラシックワールド  共催:伊那市教育委員会

第1部
 洒水文(しゃすいもん):聲明~琵琶独奏

 散華之偈(さんげのげ):聲明

 十面埋伏(じゅうめんまいふく)・琵琶古典曲:琵琶独奏

 茉莉花・中国南方民謡

 在那(中国北方民謡)

 歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」

 映画『ニューシネマパラダイス』より

 映画『ラストエンペラー』より

~休憩~

第2部

 如来唄(にょらいばい):聲明

 今様越天楽(日本古曲)

 朧月夜(唱歌)

 ウシュクダラ(トルコ民謡)

 ジェッディンディディン(トルコ軍楽)

 一緒に歌いましょう♪『ふるさと』

 歌劇『イゴール公』より「ダッタン人の踊り」  聲明とバンド

出演者

 シャオ ロン  :中国琵琶
 
 曹 雪晶    :二胡

 田渕勝彦    :篳篥

 曹洞宗僧侶  :聲明

 木崎二郎グループ

  木崎二郎  :ピアノ

  宮崎正秀  :ベース

  中谷博之  :ドラムス

  高橋康弘  :フルート・サックス・オカリナ

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今日のおまけ

ポピーも上から見ると、違う花のようです。

沙羅双樹の花の色・・・・でよく知られる沙羅の花。夏椿とも呼ばれます。

今日はここまで。

 


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