12月の倫勝寺 行持日程
◎特別坐禅会 摂 心 ※下段の案内文を参照してください
1日(火)から7日(月)まで 朝6時半から8時(坐禅2回)
◎写 経 会 (於二階和室)
25日(金) 午前10時開席 午後2時より写経供養
※午後から用事のある方でも、午前中においで頂いて写経ができます。
お書きいただいた写経は、午後の読経で御供養いたします。
※読経とミニ法話は午後2時からの一回のみです。
※テーブルの写経席ありますので、正座が苦手という方もお気軽にご参加ください。
◎坐 禅 会 (於本堂) ※今月は会員のみ
忘年会参坐禅会の御案内
坐禅会今年一年の締めくくりとして、下記の通り忘年会を行います。
参加の方は12月7日まで倫勝寺にご連絡ください。
日 時 12月8日(火曜日)
午後5時より坐禅(1坐)
午後6時より懇親会(会費1,000円)
※行事の日時に変更等があれば、随時掲示いたします
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摂 心 (せっしん)
お釈迦様は永年の苦行ののち、12月8日の早朝、坐禅中に見た明けの明星の美しさによってお悟りを開かれました。
この故事にちなんで、全国の禅宗の修行道場では一週間坐り詰めの厳しい修行をおこないます。これを摂心(せっしん)とよびます。
倫勝寺でも上記の一週間、朝の坐禅会をおこないます。期間中の1日だけでも結構ですので、ぜひご参加ください。
期日:12月1日(火曜日)~7日(月曜日)
時間:午前6時半から8時(坐禅2回)
場所:倫勝寺本堂
※参加自由 6日(日)は朝粥がつきます
※参加料 100円(中学生以下は無料です)
午前6時30分止静(坐禅始め)
7時 抽解(休 憩)
7時10分止静(坐禅再開)
坐禅中法話
7時40分放禅(坐禅終了)
引き続き 朝のお勤め
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「摂心」には以下のような意味があります。
(つらつら日暮らしWiki〈曹洞宗関連用語集〉より抜粋)
①心を摂めることで、打眠を貪ったり意識が散乱しないようにすること。坐禅のこと。
すでに仏祖の祖風を嗣続するより、摂心無寐にして脇不至席なること僅六十年なり。 『正法眼蔵』「行持?(下)」巻
②摂心会の略であり、篤志の参禅者を集めて、一定の期間摂心を行わせる坐禅会を指し、この間は他の事を一切放下して、坐禅のみに集中する。時期によって臘八摂心(12月1日~8日・釈尊成道を讃える行持?)や、断臂摂心(12月9日・慧可の断臂を讃える行持?)、或いは大本山總持寺では6月に伝光会摂心などを行っている。
【内容】
摂心は接心とも書く。前者の場合は、「心を摂める」ことであり、例えば道元禅師は『学道用心集』「参禅可知事」章で「釈迦老子云わく、観音?流れを入して所知を亡ず。」と示しておられるが、これなどは摂心の状態を示した好語である。
そして、坐禅の心的状態に近い事から、坐禅そのものを摂心と呼ぶようにもなっている。なお、接心と呼ぶ場合は、坐禅が仏陀の心に接する事であることを意味している。
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上記期間のほかにも、2月の涅槃会前には涅槃会報恩摂心(2月7日~14日・お釈迦様の亡くなる日に合わせての摂心)や、各修行道場では月例で3日間から7日間の摂心を行うところもあるようです。
倫勝寺は修行道場ではありませんので一日中はできませんが、朝の坐禅を皆さんと一緒に座らせていただこうと思います。
またこの期間、坐禅の心を日常に生かせるよう、特に心がけてすごしていきたいと念ずるものです。
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今日のおまけ①
倫勝寺の彼岸会や施食などの際に、何度も法話でおこしいただいている山形県松林寺・宿用院住職 三部義道さんのブログ「なあむ」で、
三部さんが永平寺の修行を終えて山形まで歩いて帰った時の道中記が連載されています。
興味のある方はぜひ、「なあむ」に訪問してみてください。
深く心動かされることもありますよ。
今日のおまけ②
忙しくて、久しく更新していませんでした。
写真もたまってしまいましたので 、今日は境内の様子その他をご覧いただこうと思います。
朝の雲の様子も、もうだいぶ晩秋の様子になってきましたね。
朝の坐禅に来るころの時間帯は、まだ真っ暗です。
駐車場から、東(もちのき霊園)のほうをうした写真です。
以前も掲載しましたシャクナゲですが、まだしっかりと咲いております。
先年と比べると、今年はやはり葉の数が少ないようですね。台風が来なかった昨年とはだいぶ違います。
風もないのに葉が落ちていく様は、この時期の格別の眺めです。
落ち葉が次々と葉を打ちながら落ちていく様は、かそけき音と相まってもののあわれをもよおさせます。
が、お掃除、ほんとうにご苦労様です。
黄落のつみかさなる木の根元には、まだこんな緑が残っていたりします。
滝の上の紅葉もだいぶ色づいてきましたが、去年よりすこーし遅い感じがします。
小菊も朝の寒さに色変わりしてきていますね。
ここからは松戸の五香霊園で写真。
これは名前が解らない・・ふわふわほよほよしていて、気持ちよさそうな花です。
サルスベリも、すっかり葉が落ちてつるつるの裸木になってしまいました。
かたや裸んぼ、かたや緑のさえた蔦の葉。自然は面白いですね。
下は花ヤツデ。
他に花が少ないので、結構たくさんの虫が蜜を吸いに来ていました。
五香霊園のおじさんちの縁側に干してあった、柘榴とトウガラシ。赤にもいろんな赤があります。
で、最後はもちの木霊園の展望台からの富士山。
もう、かなり雪が昼積もっているようですね。
これから空気が澄む冬場になると、とても美しい富士山が眺められます。
特に夕方のシルエットの美しさは、本当に素晴らしいですね。
今日はここまで。
きちんと最後までみとることができて、よかったですね。お母さんにとっても、心安らかに最期の時を迎えることができたんではないでしょうか。
私も三年前に師父を送った時に、寝ずの看病を続けていた母が、父の手を握りながらうたた寝をしていた姿を忘れることができません。
それぞれに忘れえぬ看取りの情景というものはあるものですね。
富士山を見るたびにいろいろと思い出すこともあることと思いますが、お母さんの生前の思いをしっかり心に刻んで毎日をお過ごしいただきたいと思います。
また、看取りは一人ではできません。家族や多くの方の協力があってこその看取りだと思います。
手助けしてくれた方々への感謝も忘れずにいたいものです。