18日土曜日は台風の大雨。
彼岸花が倒れてしまうのではないかと思うほど強烈に降りましたが、自然は強靭なものです。
彼岸花、なんともありませんでした。写真は昨日19日の朝に写しました。
花弁や蕊に雨滴が光って、とてもきれいです。
人間があれこれ心配するより、自然は強いものなのですね。
台風一過、昨日からお彼岸のお参りの方がたくさんいらっしゃっています。
街にも人があふれているような状況だそうで・・昨日お散歩に行った大池公園もたくさんの親子連れでにぎわっていました。
連休でしかも久しぶりの晴天でしたので、暗くなるまで砦の森のアスレチックからは子供たちの歓声が聞こえていました。
住職はというと、お彼岸中でもお葬儀やら何やらで東京に行ったり塔婆を書いたりお散歩したりと、相変わらずの日常であります。
しかしここにきて大本山總持寺の貫主、江川禅師様が亡くなられたという知らせが入ってきました。
10月中旬に貫主の職を退いてご隠居なされる予定でしたが、その日を待つことなくご遷化なされてしまいました。
先代住職が總持寺で急逝したときに監院(本山の寺務統括責任者)の職にあった江川禅師様。
本葬後にお詫びを兼ねてご挨拶に伺った時、逆にいろいろと気づかいのお言葉をいただき恐縮したことを覚えています。
あの時は本当にお世話になりました
最近の禅師様、ご高齢ではありましたがいつも笑顔を湛えて元気に全国を巡錫して回られていました。
弟子の義宗が首座を勤めさせていただいた宮城の津龍院さまでもご縁をいただき、
住職が実行委員長として関東寺院の集まりの会を箱根で開催させていただいた時も、笑顔でご参加いただきました。
そんな中で感じた故禅師様のお人柄を一言でいうと「あったかい方」でしょうか。
今月10日には永平寺の前貫主、福山禅師様が亡くなり、また昨日は江川禅師様が遷化なされました。
ちょうど代替わりの時期なのかもしれませんが、最近亡くなられた三崎の方丈様や東京別院の仲間など、僧侶とは言え、親しい方々の訃報を聞くのはやはり切ないものです。
謹んで真位の増崇を祈念いたします。
下の一枚は、カメラの設定を変えて写してみました。
フジのデジタルカメラの特徴であるフィルムシミュレーションは、色んなフィルムの特徴をカメラで再現できます。
他は派手目に表現するヴェルヴィアという設定ですが、下の一枚はクラシッククロームという設定。
お寺の境内に咲く彼岸花の色味は、シブくて落ち着きのあるクラシッククロームの方が似合うかもしれませんね。
今の私の気持ちがクラシッククロームなのかもしれませんが。
今日はここまで。