思えば僕は周りが興味を持っていたり楽しんでいる事に対して心から楽しめない子供だった。
後に県で一番とか地方で一番の変わり者のレベルだと自分が分かる様になったのは10年とか後の話。
僕が子供の頃ってウルトラマンは居るし、悪者をやっつけるビーム兵器がある世の中だと思ってたし
何なら女の子はマシュマロで出来ていると真剣に思ってた。
だから少しずつ世の中や世界を理解していって絶望した。
この世界は自分が思っているより遥かにアナログな仕組みで動いていた。
人間は原始時代から少ししか進歩してないとさえ思った。
原始時代に毛が生えたぐらいしか進歩してない。
だから僕は思った。ウルトラマンが居ないなら僕がウルトラマンになればいいし
ビーム兵器が無いなら開発すればいい。
女の子がマシュマロで出来ていないなら解析すればいい。
田舎が嫌なら都市開発すればいい。
庭のお手入れのスケールの大きい版だ。
人間が本気になれば為せない事なんて無いのさ。
人は誰だって何かしらのプロになれるんだから。
自分の宇宙を開拓し続けよう。
人生をずっと受験生や新社会人の意気込みで過ごせばある程度の大きな事は為せるよ。
街一番の変わり者に成長した僕はウルトラマン兼仮面ライダー兼プリキュアになろうとしてるのかな。