文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞に輝いた平庫ワカのコミックを映画化、永野芽郁X奈緒主演Xタナダユキ監督「マイブロークンマリコ」見ました。
気の晴れない日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことをテレビのニュースで知る。マリコは子供のころから実の父親(尾美としのり)にひどい虐待を受けており、そんな親友の魂を救いたいと、シイノはマリコの遺骨を奪うことを決断。マリコの実家を訪ね、遺骨を奪い逃走したシイノは、親友との思い出を胸に旅に出る。
素晴らしい❣️こんな永野芽郁も奈緒も見たことない。特にしぃちゃんを演じる永野芽郁の半端ないやさぐれぶりにはびっくり。中学の時からたばこを吸い、ブラック企業でクソ上司に罵倒されながら毎日を生きてゆく姿は、まるで感情を抑え込んだ小さな爆弾みたいに見えましたので、いつか爆発するだろうと思いました。ま、小さい爆発は繰り返していましたけどね(笑)小さい頃から実父にDVを受け、挙句にはレイプされ、しぃちゃんに頼らなくては生きていけない、男に依存しては失敗しているマリコ。ついに親友に断りもなく自らこの世界から出ていった友達、その無念さを僕も経験しているので、この2人の関係に共感出来るか否かでしょうか。タナダユキ監督のメッセージが心が痛くなるほど刺さりました。
☆☆☆3/4