ネタバレあり
疎遠だった父が認知症になったため、長崎の山奥の実家に戻った女性は、幼子を水難事故で亡くした絵本作家。その女性のもとに迷い込む虐待をうけたと思われる記憶をなくした少年。それぞれ心や体に傷を持った3人がひとつ屋根の下で暮らす家族のドラマかと思って見ていました。この少年をかくまったことは世間ではいわゆる誘拐で、その展開は「八日目の蝉」少年版かと勝手に想像しましたが、予想の斜め上を行く展開にびっくり。そして後半からエンディングまで
瞬きできず。正義とは何か?大切な誰かを守るためなら嘘をつけるのか,この社会のどこかにある、誰かの話ではなく、どこにでもある、そして誰の身にも起こりうる話に思えたのは、杏、奥田瑛二をはじめとした出演者たちの素晴らしい演技、光り輝く原石のような演技をした少年役中須翔真くんの功績大。関根監督の手腕は見事しか言えません。今年の邦画マイベストテンの一つに内定。
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