1972年に公開され、同年度のアカデミー賞で作品賞・主演男優賞・脚⾊賞を受賞した映画「ゴッドファーザー」。映画のプロデューサーを務めたアルバート・S・ラディを主⼈公に、名作誕⽣の舞台裏にあった危機を描くドラマ マイルス・テラー主演「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」第8話「越えてはならない一線」見ました。
集会で起きた流血事件の余波が広がるなか、ギャロは映画の予算を脅し取ろうと画策し、ラディは資金を守ろうと奮闘する。エヴァンスは結婚生活が破綻するなかで平常心を失い、ラピダスにつけ入る隙を与える。
「ゴッドファーザー」撮影中にエヴァンスは、ロバート・タウン脚本の「チャイナタウン」をジャック・ニコルソン、ロマン・ポランスキー監督で製作しようとするくだりがありますが、これがまた主詩織。映画を知らないバリーは、映画のピッチを理解できないしこの映画が利益を生み出すとは思えないと信じて疑ってないのがスーツを北連中が映画に係るとろくなことはないことを如実に示したくだりかと苦笑い。コッポラが、この映画でのシチリア島ロケの重要性を解きながら、予算不足をラディが嘆き、ベティが難とか2万ドル余りのお金を工面するくだりが僕は好きですね。そうなんですよ、映画はお金がかかりますから、いいものを作るにはお金がかかるのです(笑)そsてコロンボが倒れた今、ギャロが新しい搾取屋としてラディを恐喝し、金をむしり取ろうとする恐怖、そして不安。せっかくのシチリアロケがダメになると思ったのですが、ベティを好きなシーザーがコロンボの仇を取るためにギャロの誕生日パーティを襲うシーン。「ゴッドファーザー」の映画に勝るとも劣らないほどスリリングでしたね。
☆☆☆☆3/4