1972年に公開され、同年度のアカデミー賞で作品賞・主演男優賞・脚⾊賞を受賞した映画「ゴッドファーザー」。映画のプロデューサーを務めたアルバート・S・ラディを主⼈公に、名作誕⽣の舞台裏にあった危機を描くドラマ マイルス・テラー主演「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」第2話「警告」見ました。
フランシス・フォード・コッポラとマリオ・プーゾは脚本執筆を進めるが、アルバートらは映画化に反対勢力の増大を目の当たりにする。ロバート・エヴァンスとバリー・ラピダスはパラマウントの方向性をめぐり口論に。
いやいや面白いわ、これ。僕は「ゴッドファーザー」を出す前のマリオ・プーゾを知りませんでしたし、1955年に初めての小説を出して以来、鳴かず飛ばずだった彼を一躍世間に広めたのが1969年に出した「ゴッドファーザー」翻訳版を読んだかどうか記憶にないのですが、当時子供心になまえだけは知っていたマフィアの抗争を描いたギャングものとしか見ていませんでした。これってガルフ&ウェスタンの経営陣やバリーみたいな数字屋には、オワコンぽいギャング映画などは映画化すべきではないと見てるんでしょうね。それにしてもあんなに反対にあってたとはまったく知りませんでした。特にマフィアのボスになったジョー・コロンボの反対声明は凄いね、映画化が命とりになるなんて信じられませんね。さて監督を誰にするか、そして400万ドルで製作しろというお上の声に、「THX1138」の失敗で借金していながら「パットン戦車軍団」の脚本が評価が高かったフランシス・フォード・コッポラを抜擢したのは先見の明があったのでしょうね。エバンスとラディの掛け合いも心躍る感じ。ベティもスパイシーな感じでいいよなぁ。
☆☆☆☆3/4