土曜日に、新しい竿を買いに行きました。大型店ですが、店長さんを捕まえてレクチャーして頂きました。こういうのは最も多忙で最も知識と責任を持っている方にお願いするのがBESTなのです。
メーカーは最初からシマノに決めてました。なんとなくシマノが好きなんだなぁ、関西のメーカーだし。そしてこれまで使っていた「HOLIDAY ISO XT(ホリデー磯XT)」よりはグレードが高いものが欲しかった。あらかじめネットでリサーチ済みの「ADVANCE大磯(アドバンスおおいそ)」と「AERNOS RADIX(エアノス・ラディックス)」を現物比較し、後者をチョイス。号数はチヌ・ハネ狙いなら1.2号でも全然大丈夫とのことで、それに決定。長さは5.3mでも良かったのですが、5mにしました。短い方が手返し良いですからね。
定価から30%OFFのところ、さらに15%OFFの値札がついており、結果的に4割引き価格で買えました(70%×85%=59.5%)。
ところでこの竿、先径(竿の先端の直径)がたったの0.8mmしかありません。0.8mmですよ。これまで使っていた1.5号の竿は先径1.2mmで、かつ穂先(=竿先)を少し折っていたので1.5mmほどはありました。感覚的には半分の太さになったような印象です。俺はサオ使いが荒いですから、正直「こんな竿、扱えるかなぁ」と少々ひるんだものの、覚悟を決めて買いました。
しかし、というかやっぱりというか、家でやらかしてしまいました。釣行前にリールをセットしてガイドにラインを通していると、なにかのはずみで穂先6~7cmのところがパキっと折れてしまいました。まさに瞬殺!うわちゃ~!0.8mm穂先のあまりの繊細さに驚きつつ、やっぱりまだまだビギナーだなぁとも思ったり(´・ω・`)
早速サオを店に持って行って事情を話すと、「まだ使ってないですし、修理して短くするのもなんですから、新品と交換いたします」とのこと。だけどお店にはもう同じ竿がなかったんですよ。というわけで同じエアノス・ラディックスの1.2号×5.3mに替えていただき、差額の310円だけを払いました。
店長さん、ありがとうございました!感謝!
帰宅してから、今度は細心の注意を払って仕掛けをセットし、武庫川に釣行。現場でも精密機械を扱うかのごとくサオを伸ばして釣りスタート。使ってみると長さはそれほど感じなかったのですが、とにかくしなるしなる。ムチのようです。アワセなど慣れるまでに時間がかかりそうです。
結果的に、この日は夕方のド干潮からの上げ潮なのに、昼に降った雨の影響かいつまで経っても流れが速く、さらに至る所にボラの群れが入っており、釣るのに苦労しました。釣果は20cmのキビレが2枚だけ。リリースです。まあ、このサイズだとタモなしで引き抜けることがとりあえず判明しましたよ。そして20cmの魚でもまるで30cmはあるかのように引き味を楽しめることも判明しました。
でもまた今週もハネが釣れなかった。チビボラの群れも入ってきてたので、フローティングミノーで水面直下を引いた方が良かったかな。いやとにかく来週こそはハネを釣るぞ!と思う武庫川の午前0時、なのでした・・・って、いつまで釣っとんねん(爆)
しか~し!もう阪神間はイカ臭さ漂う、いやいや、スルメイカの季節ですよ奥さん!
釣りをしない方はご存じないでしょうが、阪神間の海でもスルメイカが釣れるんです。西宮でも芦屋でも、もちろん神戸でも。
スルメイカ釣りのメッカである武庫川一文字(西宮の沖合い数kmにあり、渡船に乗って行く。現在の渡船料金は往復2,200円)では、もうぼちぼち釣れているようです。ただ、まだサイズが小さく、胴長10cmちょい程度らしいです。それも天候及び潮の良い日に上手い人で20匹程度、といったところ。アベレージが胴長15cmレベルになると面白いんですけどねぇ。
まだ最盛期ではなさそうですが、スルメイカは「ひと潮ごとに大きくなる」と言われます。来週か再来週の週末にでも、一度行ってみようかと思います。ただ釣れるか釣れないかはわからない。こればっかりは自然が相手ですから、どうしようもないんですよね。
ちなみに下の画像は武庫川一文字の航空写真(Googleさんゴメンナサイ)。濃紺の部分が海。点線はフェリーの航路かな。で、画像真ん中右寄りに阪神高速湾岸線の「西宮浜」「甲子園浜」出入り口がありますが、その南の海上に左右(東西)に延びて右端が折れ曲がっている線があるでしょ。これが武庫川一文字。フェリーの航路挟んでその左に同じような棒がありますが、こちらは神戸第七防波堤、通称七防。どちらも長さが4~5kmあるという長大な沖堤です。沖にあるから潮通しがいい、だから魚もよく釣れるというわけ。もちろん魚釣り施設としてこんな糞長い沖堤を作ったのではなく、文字通りの波除けですよ(笑)
さて西宮ケーソンなどでタチウオを釣っていると、隣の人と「武庫川一文字ならもうちょっと釣れるかなぁ」という会話になることがあります。で、ときには「武庫川一文字って行ったことないんですが、足場高いんですよね。私どん臭いんですが落ちませんかね?」と聞かれることもあります。そういう時は「どん臭い人が落ちるんじゃなくって、落ちた人がどん臭いんですよ」と答えるようにしています。でも笑い事じゃないんですよね。
あそこの外向き(南向き)は海面まで5mほどあるから怖いですよ。しかも足場の幅(奥行き)が1mもないからね。落ちるときゃ落ちる。まあ海ですから落ちたところで痛くはないでしょうけど、問題なのは登るところがないこと。誰かが渡船屋さんに電話しても救助されるまでは最悪30分ほどは海中を漂わなければならないわけで。実際に去年か一昨年に1人落ちてお亡くなりになってます。それを機にライフジャケットが着用義務化されたらしいですよ。そういや俺、ライフジャケット持ってないんだよなぁ。渡船屋さんで借りるとしようか(でもイカのシーズンって人がたくさん・・・数足りてるのかなぁ)。
ご存じない方のために、参考までに超アバウトな武庫川一文字のイメージ図を載せておきますね。
数値とかアバウトすぎますが、フィーリングということでお願いします(笑)。ちなみに水深は外向きでこれまたアバウト10m程度と思っていただければ。当然ながら、水深並びに海面までの高さは潮の満干によって変わります。はしごはだいたい10m間隔で並んでます。
ところで、「なんやねん!金払って渡船に乗らないと釣れへんのかいな!」とお怒りのあなた、いえいえ、地続きの波止でも釣れるんですよ。ただ、シーズンは少しずれます。武庫一で釣れだしてから少し経つと地波止でも狙えるようになります。いまでも2~3匹くらいなら釣れているようです。
まあ、数の上ではどうしても武庫川一文字に軍配が上がります(しつこいようですが阪神間のスルメイカ釣りのメッカですから)。それでも良い時には20匹くらいは釣れます。一昨年に南芦屋浜で、2人で20匹ほど釣りました。去年はほとんどイカ釣りに行ってないのでなんともいえません。人によっては神戸空港が出来て潮の流れが変わった、と言う方もいますが、どうでしょうか。そりゃ沖合いにあれだけの障害物が出来たのですから変わったことは間違いないでしょうが、釣果にどれほど影響しているのかはわかりません。場所によっては良いように変わってるかもしれないしね。
ちなみに俺が本格的に釣りを始めて最初の獲物がこのスルメイカ。イカが釣れたときのワクワク感って、魚のそれとはまた違った独特なものがあります。雑巾を引っ張ってくるような、あの独特の引き心地は面白いですよ。
これから釣りを始めてみようかとお思いのあなた、サビキシーズンの前に、まずスルメイカからスタートしてはいかがでしょうか?
おまけ スルメイカ釣りのタックル
─────────────────────────────────
スルメイカは基本的にタチウオ釣りのタックルがあればそれでO.K.。オモリから下をイカ釣り用の仕掛けに変えるだけで、エサも同じというお手軽さ。しかもこの釣りは非常に簡単で、難しいテクニックは不用。スルメイカさえ回遊してくればほぼ100%釣れるのがありがたい。まあ回遊してくればね(笑)。大きな群れが入ってくれば1時間は入れ食いになるので楽しいですよ。
◆ サオ
俺は磯竿3号を使ってますが、2号のほうが釣りやすいでしょうね。1.5号でも全然大丈夫だと思います。ただ、俺はかつて1.5号でイカを引き抜いた時に、なぜか穂先を折ったことがあるので個人的にオススメはしません(笑)。サビキセットの太いサオやシーバスロッドでも釣れます。
ちなみに俺が3号を使っているのは、「自重30g近い3号遠投ウキ+2.5号のオモリ+ブラックタイガー(後述のエサの項参照)」を投げる必要があるためです。まあ2号の磯竿を持ってないというのも理由ではありますが(苦笑)
【追記】
過去の日記を読み返したら、1.5号のサオが折れたのはコウイカを抜き上げたときでした。スルメは1.5号でもOKだと思います。ただし、それなりの重量のある仕掛けを投げる時はサオの負荷を考慮してください。
◆ リールと道糸
リールは3号ラインが100~150m巻けるものであればなんでもいいです。ドラグ性能悪くてもいいです。ただあまりにも小さいと仕掛けの回収に手間取ります。
なお磯竿2号なら道糸は3号でOKですが、磯竿3号の場合は道糸を4号にしたほうが安心です(硬い3号の磯竿で3号の遠投ウキをフルキャストすると高切れすることが結構多い)。
◆ ウキとオモリ
電気ウキの2~3号。ある程度広く探るためには遠投能力に優れたものが良いですが、遠投性は劣るものの感度の良い非自立タイプなら食い上げ(イカがエサを咥えてオモリより上に浮上するとウキが倒れる)のアタリもわかります。どっちを選ぶかはあなた次第。遠投せずに近場で釣れるようなら非自立タイプがベターでしょう。
オモリについては「仕掛け+エサの重さ」を考慮してウキのオモリ負荷より0.5~1号分軽いものを。
なお武庫一では、日によっては(特に沖目に投げると)軽い1号オモリ程度なら潮に馴染まず流されることもあるのでご注意を。西宮ケーソンや南芦屋浜の場合は、0.5号のオモリでも大丈夫だと思います。昨年ケーソンでタチウオを釣った時は、0.5号の遠投ウキ(自立)でオモリなし(ワイヤー仕掛け+エサの重量のみ)でやっても問題ありませんでした(笑)
◆ 仕掛け
市販の仕掛けで充分です。串針仕掛け(1段針/2段針)とテーラー仕掛けがありますが、俺は串針を使っています。串針、テーラーについての説明は省略します。釣具屋さんの店頭で見てください。また釣れているイカの大きさによって適性サイズなども異なりますので、お店のスタッフ等に聞いて下さい。
◆ エサ
キビナゴが主流ですが、ブラックタイガーでも釣れますし(俺はこれがメイン)、鳥のササミなどでも釣れるそうです。ブラックタイガーを使うメリットは、手返しが圧倒的に早くなることです。キビナゴはイカが掛かるたびにボロボロになるためすぐに交換する必要がありますが、ブラックタイガーは7~8パイくらい釣っても大丈夫です。なおブラックタイガーを使う場合はテーラーではなく串針を使ったほうがいいと思います。
◆ その他
光に集まるイカの習性を利用して、エサの数十cm~1mほど上に発光体(ケミホタル・緑の75mmタイプが標準)をつけるのが主流です。
メーカーは最初からシマノに決めてました。なんとなくシマノが好きなんだなぁ、関西のメーカーだし。そしてこれまで使っていた「HOLIDAY ISO XT(ホリデー磯XT)」よりはグレードが高いものが欲しかった。あらかじめネットでリサーチ済みの「ADVANCE大磯(アドバンスおおいそ)」と「AERNOS RADIX(エアノス・ラディックス)」を現物比較し、後者をチョイス。号数はチヌ・ハネ狙いなら1.2号でも全然大丈夫とのことで、それに決定。長さは5.3mでも良かったのですが、5mにしました。短い方が手返し良いですからね。
定価から30%OFFのところ、さらに15%OFFの値札がついており、結果的に4割引き価格で買えました(70%×85%=59.5%)。
ところでこの竿、先径(竿の先端の直径)がたったの0.8mmしかありません。0.8mmですよ。これまで使っていた1.5号の竿は先径1.2mmで、かつ穂先(=竿先)を少し折っていたので1.5mmほどはありました。感覚的には半分の太さになったような印象です。俺はサオ使いが荒いですから、正直「こんな竿、扱えるかなぁ」と少々ひるんだものの、覚悟を決めて買いました。
しかし、というかやっぱりというか、家でやらかしてしまいました。釣行前にリールをセットしてガイドにラインを通していると、なにかのはずみで穂先6~7cmのところがパキっと折れてしまいました。まさに瞬殺!うわちゃ~!0.8mm穂先のあまりの繊細さに驚きつつ、やっぱりまだまだビギナーだなぁとも思ったり(´・ω・`)
早速サオを店に持って行って事情を話すと、「まだ使ってないですし、修理して短くするのもなんですから、新品と交換いたします」とのこと。だけどお店にはもう同じ竿がなかったんですよ。というわけで同じエアノス・ラディックスの1.2号×5.3mに替えていただき、差額の310円だけを払いました。
店長さん、ありがとうございました!感謝!
帰宅してから、今度は細心の注意を払って仕掛けをセットし、武庫川に釣行。現場でも精密機械を扱うかのごとくサオを伸ばして釣りスタート。使ってみると長さはそれほど感じなかったのですが、とにかくしなるしなる。ムチのようです。アワセなど慣れるまでに時間がかかりそうです。
結果的に、この日は夕方のド干潮からの上げ潮なのに、昼に降った雨の影響かいつまで経っても流れが速く、さらに至る所にボラの群れが入っており、釣るのに苦労しました。釣果は20cmのキビレが2枚だけ。リリースです。まあ、このサイズだとタモなしで引き抜けることがとりあえず判明しましたよ。そして20cmの魚でもまるで30cmはあるかのように引き味を楽しめることも判明しました。
でもまた今週もハネが釣れなかった。チビボラの群れも入ってきてたので、フローティングミノーで水面直下を引いた方が良かったかな。いやとにかく来週こそはハネを釣るぞ!と思う武庫川の午前0時、なのでした・・・って、いつまで釣っとんねん(爆)
しか~し!もう阪神間はイカ臭さ漂う、いやいや、スルメイカの季節ですよ奥さん!
釣りをしない方はご存じないでしょうが、阪神間の海でもスルメイカが釣れるんです。西宮でも芦屋でも、もちろん神戸でも。
スルメイカ釣りのメッカである武庫川一文字(西宮の沖合い数kmにあり、渡船に乗って行く。現在の渡船料金は往復2,200円)では、もうぼちぼち釣れているようです。ただ、まだサイズが小さく、胴長10cmちょい程度らしいです。それも天候及び潮の良い日に上手い人で20匹程度、といったところ。アベレージが胴長15cmレベルになると面白いんですけどねぇ。
まだ最盛期ではなさそうですが、スルメイカは「ひと潮ごとに大きくなる」と言われます。来週か再来週の週末にでも、一度行ってみようかと思います。ただ釣れるか釣れないかはわからない。こればっかりは自然が相手ですから、どうしようもないんですよね。
ちなみに下の画像は武庫川一文字の航空写真(Googleさんゴメンナサイ)。濃紺の部分が海。点線はフェリーの航路かな。で、画像真ん中右寄りに阪神高速湾岸線の「西宮浜」「甲子園浜」出入り口がありますが、その南の海上に左右(東西)に延びて右端が折れ曲がっている線があるでしょ。これが武庫川一文字。フェリーの航路挟んでその左に同じような棒がありますが、こちらは神戸第七防波堤、通称七防。どちらも長さが4~5kmあるという長大な沖堤です。沖にあるから潮通しがいい、だから魚もよく釣れるというわけ。もちろん魚釣り施設としてこんな糞長い沖堤を作ったのではなく、文字通りの波除けですよ(笑)
さて西宮ケーソンなどでタチウオを釣っていると、隣の人と「武庫川一文字ならもうちょっと釣れるかなぁ」という会話になることがあります。で、ときには「武庫川一文字って行ったことないんですが、足場高いんですよね。私どん臭いんですが落ちませんかね?」と聞かれることもあります。そういう時は「どん臭い人が落ちるんじゃなくって、落ちた人がどん臭いんですよ」と答えるようにしています。でも笑い事じゃないんですよね。
あそこの外向き(南向き)は海面まで5mほどあるから怖いですよ。しかも足場の幅(奥行き)が1mもないからね。落ちるときゃ落ちる。まあ海ですから落ちたところで痛くはないでしょうけど、問題なのは登るところがないこと。誰かが渡船屋さんに電話しても救助されるまでは最悪30分ほどは海中を漂わなければならないわけで。実際に去年か一昨年に1人落ちてお亡くなりになってます。それを機にライフジャケットが着用義務化されたらしいですよ。そういや俺、ライフジャケット持ってないんだよなぁ。渡船屋さんで借りるとしようか(でもイカのシーズンって人がたくさん・・・数足りてるのかなぁ)。
ご存じない方のために、参考までに超アバウトな武庫川一文字のイメージ図を載せておきますね。
数値とかアバウトすぎますが、フィーリングということでお願いします(笑)。ちなみに水深は外向きでこれまたアバウト10m程度と思っていただければ。当然ながら、水深並びに海面までの高さは潮の満干によって変わります。はしごはだいたい10m間隔で並んでます。
ところで、「なんやねん!金払って渡船に乗らないと釣れへんのかいな!」とお怒りのあなた、いえいえ、地続きの波止でも釣れるんですよ。ただ、シーズンは少しずれます。武庫一で釣れだしてから少し経つと地波止でも狙えるようになります。いまでも2~3匹くらいなら釣れているようです。
まあ、数の上ではどうしても武庫川一文字に軍配が上がります(しつこいようですが阪神間のスルメイカ釣りのメッカですから)。それでも良い時には20匹くらいは釣れます。一昨年に南芦屋浜で、2人で20匹ほど釣りました。去年はほとんどイカ釣りに行ってないのでなんともいえません。人によっては神戸空港が出来て潮の流れが変わった、と言う方もいますが、どうでしょうか。そりゃ沖合いにあれだけの障害物が出来たのですから変わったことは間違いないでしょうが、釣果にどれほど影響しているのかはわかりません。場所によっては良いように変わってるかもしれないしね。
ちなみに俺が本格的に釣りを始めて最初の獲物がこのスルメイカ。イカが釣れたときのワクワク感って、魚のそれとはまた違った独特なものがあります。雑巾を引っ張ってくるような、あの独特の引き心地は面白いですよ。
これから釣りを始めてみようかとお思いのあなた、サビキシーズンの前に、まずスルメイカからスタートしてはいかがでしょうか?
おまけ スルメイカ釣りのタックル
─────────────────────────────────
スルメイカは基本的にタチウオ釣りのタックルがあればそれでO.K.。オモリから下をイカ釣り用の仕掛けに変えるだけで、エサも同じというお手軽さ。しかもこの釣りは非常に簡単で、難しいテクニックは不用。スルメイカさえ回遊してくればほぼ100%釣れるのがありがたい。まあ回遊してくればね(笑)。大きな群れが入ってくれば1時間は入れ食いになるので楽しいですよ。
◆ サオ
俺は磯竿3号を使ってますが、2号のほうが釣りやすいでしょうね。1.5号でも全然大丈夫だと思います。ただ、俺はかつて1.5号でイカを引き抜いた時に、なぜか穂先を折ったことがあるので個人的にオススメはしません(笑)。サビキセットの太いサオやシーバスロッドでも釣れます。
ちなみに俺が3号を使っているのは、「自重30g近い3号遠投ウキ+2.5号のオモリ+ブラックタイガー(後述のエサの項参照)」を投げる必要があるためです。まあ2号の磯竿を持ってないというのも理由ではありますが(苦笑)
【追記】
過去の日記を読み返したら、1.5号のサオが折れたのはコウイカを抜き上げたときでした。スルメは1.5号でもOKだと思います。ただし、それなりの重量のある仕掛けを投げる時はサオの負荷を考慮してください。
◆ リールと道糸
リールは3号ラインが100~150m巻けるものであればなんでもいいです。ドラグ性能悪くてもいいです。ただあまりにも小さいと仕掛けの回収に手間取ります。
なお磯竿2号なら道糸は3号でOKですが、磯竿3号の場合は道糸を4号にしたほうが安心です(硬い3号の磯竿で3号の遠投ウキをフルキャストすると高切れすることが結構多い)。
◆ ウキとオモリ
電気ウキの2~3号。ある程度広く探るためには遠投能力に優れたものが良いですが、遠投性は劣るものの感度の良い非自立タイプなら食い上げ(イカがエサを咥えてオモリより上に浮上するとウキが倒れる)のアタリもわかります。どっちを選ぶかはあなた次第。遠投せずに近場で釣れるようなら非自立タイプがベターでしょう。
オモリについては「仕掛け+エサの重さ」を考慮してウキのオモリ負荷より0.5~1号分軽いものを。
なお武庫一では、日によっては(特に沖目に投げると)軽い1号オモリ程度なら潮に馴染まず流されることもあるのでご注意を。西宮ケーソンや南芦屋浜の場合は、0.5号のオモリでも大丈夫だと思います。昨年ケーソンでタチウオを釣った時は、0.5号の遠投ウキ(自立)でオモリなし(ワイヤー仕掛け+エサの重量のみ)でやっても問題ありませんでした(笑)
◆ 仕掛け
市販の仕掛けで充分です。串針仕掛け(1段針/2段針)とテーラー仕掛けがありますが、俺は串針を使っています。串針、テーラーについての説明は省略します。釣具屋さんの店頭で見てください。また釣れているイカの大きさによって適性サイズなども異なりますので、お店のスタッフ等に聞いて下さい。
◆ エサ
キビナゴが主流ですが、ブラックタイガーでも釣れますし(俺はこれがメイン)、鳥のササミなどでも釣れるそうです。ブラックタイガーを使うメリットは、手返しが圧倒的に早くなることです。キビナゴはイカが掛かるたびにボロボロになるためすぐに交換する必要がありますが、ブラックタイガーは7~8パイくらい釣っても大丈夫です。なおブラックタイガーを使う場合はテーラーではなく串針を使ったほうがいいと思います。
◆ その他
光に集まるイカの習性を利用して、エサの数十cm~1mほど上に発光体(ケミホタル・緑の75mmタイプが標準)をつけるのが主流です。