私は、30数年前に、現在住んでいる場所に家を買いました。粗末な建売住宅でしたが、庭は少し広めでした。殺風景だったし、記念に小さな木蓮の苗を買って植えました。その後家は建て替えました。木蓮は今や2階の窓のすぐそばに梢を並べています。今、日毎に蕾が膨らみ、純白の花弁が外界を覗き始めています。数日後、暖かい日がきたら一斉に花開くことでしょう。私はこの花が好きです。30数年一緒に生きてきたこの木には特別の思い入れがあります。1年間待って、見頃はわずかに4・5日。青空をバックにするのも清冽ですが、夜の闇に浮かぶ姿は、あでやかで、はかなげで、悲しくなるほどです。年を取るほどに花の美しさは身に沁むようです。
放火犯は、暗闇にまぎれてこそこそと放火し、舌なめずりして燃え盛るのを待ち、頃合やよしと見ると、「火事だ! 火事だ!」と叫んで、真っ先に消火活動に取り組む。
2004年、当時の中山成彬文科相が「競争意識の涵養」のために全国学力テストを導入したことは、暴言辞任騒動で誰もが知っている。けれど、文科省は、実施段階になると「テストの目的は、データを集め学力を把握することにある」と強弁しながら、都道府県別の成績を自ら公表し、市町村別、学校別の公表については各自治体の判断に委せるとした。
今や、大阪だ、鳥取だ、秋田だと各地で「競争意識をあおるため」市町村別も学校別も歯止めなく公表しまくりだすと、新しい文科相は、「序列化を招き、無用な競争になる。」とし、ポンプをあやつる姿をアピールしている。
2004年、当時の中山成彬文科相が「競争意識の涵養」のために全国学力テストを導入したことは、暴言辞任騒動で誰もが知っている。けれど、文科省は、実施段階になると「テストの目的は、データを集め学力を把握することにある」と強弁しながら、都道府県別の成績を自ら公表し、市町村別、学校別の公表については各自治体の判断に委せるとした。
今や、大阪だ、鳥取だ、秋田だと各地で「競争意識をあおるため」市町村別も学校別も歯止めなく公表しまくりだすと、新しい文科相は、「序列化を招き、無用な競争になる。」とし、ポンプをあやつる姿をアピールしている。
毎日新聞 2009.2.3付け 「先生………生徒指導は今 5」
http://mainichi.jp/life/edu/news/20090203ddm002100051000c.html
連載の4まで、今日の教育界で先生の置かれている状況報告、問題提起、共感して読みました。ところが「5.発達障害児の特別支援教育」何ですか、これ?! 障害児を学級崩壊の原因とし、文科省の障害児6%論を無批判に受け入れ、特別支援教育ですべてが解決するような書きぶり、何より冒頭の母親の反応に対して「そんなことないでしょう」というせりふを飲み込む教師の姿、普通学級から障害児を排除することにこだわり、障害児の親を悩ませる教師の姿は活写されているが、そんな姿に無批判である。これまで障害児教育をめぐるインクルージョンに理解が深かった毎日新聞の論調と全くかけ離れている。まさか毎日新聞がこんな記事を載せるとは!
http://mainichi.jp/life/edu/news/20090203ddm002100051000c.html
連載の4まで、今日の教育界で先生の置かれている状況報告、問題提起、共感して読みました。ところが「5.発達障害児の特別支援教育」何ですか、これ?! 障害児を学級崩壊の原因とし、文科省の障害児6%論を無批判に受け入れ、特別支援教育ですべてが解決するような書きぶり、何より冒頭の母親の反応に対して「そんなことないでしょう」というせりふを飲み込む教師の姿、普通学級から障害児を排除することにこだわり、障害児の親を悩ませる教師の姿は活写されているが、そんな姿に無批判である。これまで障害児教育をめぐるインクルージョンに理解が深かった毎日新聞の論調と全くかけ離れている。まさか毎日新聞がこんな記事を載せるとは!