香久山北側には、不思議な石の話が伝わっています。三山探検隊はこの石の存在を知った日からはじまりました。
(旧名香具山探検隊)
露出した花崗岩の大石で、高さ1.5、幅6.5、奥行き3(メートル)ほどもあり、全体の3分の1ぐらいの
位置に幅20センチほどの窪みによって、二個の石のように見えます。
石はあたかも妊婦が腹帯をして、横たわっているようです。地元ではこの石を、「 月の誕生石 」と呼んでいます。
胸のあたと見えるところには、黒っぽい斑点があり月の足跡。お腹の当たりの斑点は月が使った産湯とも伝わっています。
香久山案内所の香山さんが、まとめられた物語を紹介しましょう。
『 香久山の北の小山に、ひとかかえ程の丸みのある、とても綺麗な石があった。次第に大きくなり人肌のような
ぬくもりをのこし、夕焼け空を染め上げたように輝いていました。不思議な事に、お腹のあたりが今までになかった
白い帯びのようなものが浮き出てきました。
「石が赤ちゃんを生むのかもしれない。」「どんな赤ちゃんを生むのだろうか?」子供たちはすっかり心うきうき、
赤ちゃん石が生まれるのを心待ちにしておったそうな。
それからも石は少しずつ大きくなり、お腹のあたりも、ぐっと突き出てきてなんだか苦しそうにさえ見えたそうな。
それから1~2日後の月の無い晩のこと、山のほうで赤ちゃんの泣くこえを聞いたような気がして、「赤ちゃんが生まれ
たんだ、石の赤ちゃんが!」子供たちは皆そう叫んで外に飛び出したそうな。
すると声がする山の空がパット明るくなり、そしてあの山の頂きから、真ん丸い月が顔を出した。
「石の赤ちゃんが生まれた、生まれたんだ・・・」と小躍りして喜んだそうだ。翌日、子供たちは山へ見に行くと、
石はしぼんだ様に、お腹が小さくなり石の上に赤ちゃんの足跡が影の様に残っておったそうな。 』
(旧名香具山探検隊)
露出した花崗岩の大石で、高さ1.5、幅6.5、奥行き3(メートル)ほどもあり、全体の3分の1ぐらいの
位置に幅20センチほどの窪みによって、二個の石のように見えます。
石はあたかも妊婦が腹帯をして、横たわっているようです。地元ではこの石を、「 月の誕生石 」と呼んでいます。
胸のあたと見えるところには、黒っぽい斑点があり月の足跡。お腹の当たりの斑点は月が使った産湯とも伝わっています。
香久山案内所の香山さんが、まとめられた物語を紹介しましょう。
『 香久山の北の小山に、ひとかかえ程の丸みのある、とても綺麗な石があった。次第に大きくなり人肌のような
ぬくもりをのこし、夕焼け空を染め上げたように輝いていました。不思議な事に、お腹のあたりが今までになかった
白い帯びのようなものが浮き出てきました。
「石が赤ちゃんを生むのかもしれない。」「どんな赤ちゃんを生むのだろうか?」子供たちはすっかり心うきうき、
赤ちゃん石が生まれるのを心待ちにしておったそうな。
それからも石は少しずつ大きくなり、お腹のあたりも、ぐっと突き出てきてなんだか苦しそうにさえ見えたそうな。
それから1~2日後の月の無い晩のこと、山のほうで赤ちゃんの泣くこえを聞いたような気がして、「赤ちゃんが生まれ
たんだ、石の赤ちゃんが!」子供たちは皆そう叫んで外に飛び出したそうな。
すると声がする山の空がパット明るくなり、そしてあの山の頂きから、真ん丸い月が顔を出した。
「石の赤ちゃんが生まれた、生まれたんだ・・・」と小躍りして喜んだそうだ。翌日、子供たちは山へ見に行くと、
石はしぼんだ様に、お腹が小さくなり石の上に赤ちゃんの足跡が影の様に残っておったそうな。 』