Dozeのほほん絵日記

江東区清澄白河のアロマ&リフレサロン「Doze(ドウズ)」です。
サロンのこと、日々の出来事を綴っています。

わが心の歌舞伎座

2011-02-06 | 演劇・映画

今建て替え中の歌舞伎座ですが

その歌舞伎座さよなら公演記念ドキュメンタリー作品、

わが心の歌舞伎座」を見てきました。

ブログ巡りをしていたら、「見て良かった!」という声が多く

劇場は中高年で混んでいる!・・・と書かれてあり。

おお、そんなに混むんじゃ大変だ・・・とネットで席を予約していきました。

人気役者たちの歌舞伎座に対する思い入れや

大道具、小道具、衣裳さん、長唄や清元の地方さんなどの裏方さん、

また歌舞伎座の建物自体の細部にわたる映像の数々。

先日亡くなられた中村富十郎さんもお元気でインタビューに答えられています。

あんなに元気だったのに・・・新しい歌舞伎座でお子さんと

競演されたかったろうになあ・・・なんて思ってしまったら

ウルウルしてしまうと共に、人の命のはかなさをも感じてしまいました。

 

幕間の舞台転換の様子などの映像も。

歌舞伎を見に行ったとき、幕の向うで、ドンドン、トントンと

釘を打つような音などが聞こえてきていましたが

ああ、こうやってあの音が出ていたんだなーなんて思いながら

見ていました。

母親が歌舞伎好きだったため、私は子供の頃から歌舞伎座に

連れて行かれまして、かれこれ30年以上、あの場所に行っていました。

毎月とはいえませんが、社会人になってからはかなり頻繁に通ってました。

イスが狭いなあ、まっすぐのイスの配置に見難いったらありゃしない・・・

3階まで上がると階段があまりにも急すぎて息があがり、

これはお年寄りには大変な場所だなあなんて思ったり。

しかしながら、数々文句を言いつつも、通ってしまったのは何なのでしょう。

観客としての私でさえ、あの歌舞伎座独特の劇場の雰囲気は

懐かしさがあり、他の劇場とは何かが違うと感じていましたが

役者さんにしてみれば、そこは子供の頃から毎日のように通った場所であり

遊び場所であったりするわけですから、建て替えになっていく歌舞伎座への

想いというのはひとしおなんでしょうね。

人は勿論のこと、歌舞伎座内にあるすべてのものに魂があるのではないか・・・

そんな気持ちにさせてくれるドキュメンタリー作品でした。

思ったより長く、15分ほど休憩をはさみ3時間くらいの作品です。

歌舞伎好きな人には勿論ですが、歌舞伎を見たことのない人にも 

是非見てもらいたいなあと。

代表的な作品のおいしいところ抜粋、当代人気役者オンパレードですからね。

新しくなった歌舞伎座で、あの役者のあの演目を見てみたいわぁ!!

なんてのが出てくるかもしれませんよ。

 



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2 コメント

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Unknown (miho)
2011-02-07 22:56:40
私は歌舞伎を一度も見たことがないので、
こういう映画から入るのもよさそうだなと思って
公開されたら見に行こうと思っていたんですが
上映される映画館が家から遠くて諦めてます
レミゼコンサートみたいにテレビで放送してくれたら嬉しいんですが…
子供の頃から歌舞伎を見に行かれてたなんて、羨ましいです!
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テレビでやってもらえればよいのにね (yuko)
2011-02-08 09:12:36
mihoさん
上映されている映画館、意外に少ないのですよね。
いつかテレビで放送してくれれば良いですね。
歌舞伎を見たことがない方にも、ああ、歌舞伎ってこういうもんなんだなあって、絶対思っていただけると思いました。
歌舞伎は私が初めて見た舞台だったかもしれません。
今の勘三郎さんが二十歳の時の舞台でした。
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