Dozeのほほん絵日記

江東区清澄白河のアロマ&リフレサロン「Doze(ドウズ)」です。
サロンのこと、日々の出来事を綴っています。

ジェームス・リプトン氏のカバン

2005-05-10 | 演劇・映画
突然ですが、ジェームス・リプトンという人をご存知ですか?
NHK(主にBS)で不定期に放送されている『アクターズ・スタジオ・インタビュー』という番組の司会をされている人です。
私もたまに見るのですが、アメリカで活躍中の俳優のインタビュー番組です。
実に面白い番組だなぁと思って見ています。ジェームス・リプトン氏の的を得た質問やハリウッドスターの意外な一面。
素敵な言葉。(もちろん英語放送で字幕です)
真面目に聞いて真面目に答える・・・そんな番組なんですけど、答える方は誰もが知っている大スター。でもきちんと答えているんです。
最後の方で恒例の質問があるのですが、
「天国に召された時に最初に言われたい言葉は?」なんてこと聞くんですよ。
この質問に対して、スターたちはさらりと素敵な答えを返すんですよね。
私も聞かれた時に備えて(誰が聞く??!)用意しておこうっと。

ジェームス・リプトン氏は有名なニューヨークの演劇学校「Actors Studio Drama School of New York's New School University」の学長・俳優・脚本家・プロデューサーだそうです。
収録形式のこの番組、観客はこの学校の学生達。見る側も演劇界や映画界でいずれ活躍したいと願っている人たちなので、その辺もこの番組の面白いところなのでしょうか。

さて、本題。
このジェームス・リプトン氏に昨年会ったのです。会ったというか、拝見したという方が正しいかな。
昨年の7月、今歌舞伎座で襲名披露をしている中村勘三郎(当時は中村勘九郎)のNY公演を見に行った時のことです。
開演前に入り口でウロウロして、NY歌舞伎公演の雰囲気を楽しんでいた時に、「あれ?何処かで見たことあるなぁ、この人」という外人さんとすれ違いました。外人さんって・・・NYでは私が外人さんですね。
隣にいた友人も「あの人!ほらあの人!アクターズスタジオのあの人!司会のおじさん!」
そうだ、そうだ「司会のおじさんだ!」
でも、二人とも名前が出てこない。なんて言うんだっけかなぁーーー。あのおじさん。

私「いつもインタビュー見てます!とか言って、近づけないかなぁ。写真一緒に撮ってもらいたいなぁ」
友人「でも、名前がわからないし、失礼にあたるよね・・・。」
私「そうかー、それもそうだね・・・」

ということで、近づくことは諦めたのでした。

いつも見てる中で、名前を意識しているのはスターの方で、「司会のおじさん」の名前は全然知らなかったのです。
番組中はジェームス・リプトン氏もゲストのスターも、インタビュー番組なので、座っているんですね。
スターによっては、立ったりして楽しいパフォーマンスをしてくれるひともおりますが、ジェームスさんはずっと座ってます。
だから、全体像?!というか、大きさ?!というか・・・、大きい人なのかもわからなくて、実際拝見したときに、意外に背が低くて横に大きいなぁという印象でした。
そして、その日は(いつもなのかな)カバンを斜めがけにいていたのが、可愛いなぁ(紳士に向かって失礼!)と思ってしまいました。
けっこう大きなカバンだったように思うのですが。

芝居は、既に報道されている通り大喝采の中で終わり、NYッ子にも良いものは良いとわかってもらえたのかなと日本人として、ちょっと嬉しい鼻高々な瞬間でした。

さて芝居が終わり、彼の行く先を見ていたら、カバンを斜めにかけて楽屋口に入っていきました。
勘九郎とどんな話をするんだろうかなんて想像しながら、余韻を十分に堪能し、友人宅に戻ったのでした。

最近になって、何かの本を読んでいたら、ジェームス・リプトン氏のことが書かれていて、芝居に感動した彼は自分のカバンの中身をコンビ二袋のようなものに入れて、カバンを勘九郎に渡した・・・・と。
えっ?!あの斜めがけしていたカバン?!あれ、あげちゃったの?!本当かなぁ。
でもなんでカバンなの?いや、そういう行動をしてくれるジェームス・リプトン氏がなんだかますます好きになっちゃった。

みなさんもたまーにNHKでやっているこの番組、見てみてくださいね。


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