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セラピストの友人のお誘いを受け、二つ返事で即参加を決めた
里山みかんプロジェクトのみかんの花摘みと蒸留講座に参加してまいりました。
人材不足などでみかんの栽培が難しくなり放置された畑をボランティアの方々が
維持しているプロジェクトの一環で、
みかんの花摘みをし、その花を蒸留して芳香蒸留水を作るというもの。
ネロリの香りが精油の中でなんてたって大好きで、とっても楽しみにしておりました。
自然のものですから花の咲き具合やお天気も心配でしたが
現地には香り高いみかんの花が白く可憐に咲いていました。
場所は小田原。
小田原からバスに10分ほど乗り、そこから更に10分ほど坂を上がったところに
みかん園があります。
ここのみかんは温州みかんだそうです。
まずは花摘みからスタート!
日焼けや虫よけも兼ねて、私はキャップの上から手拭いのキャディスタイル。
他に中東の女性風な者もおりまして、暑い暑いと言いつつも、香りに癒され
鶯の声に癒され。
親指の先くらいの大きさの白い温州みかんの花は、すでに赤ちゃんみかんが
ついているのですね。
可愛い。
花はけっこうしっかり付いていて片手だけで引っ張っても摘めず、
両手を使い片手で抑え、片手でプチと引っ張ると綺麗に摘めました。
てんとう虫にスポット!
摘んだ花を皆で集め、アランビック蒸留器に入れ、
いよいよ蒸留開始。
水と摘んだ花を入れ沸騰させる。
沸騰して芳香成分が含まれた湯気を冷やすと芳香蒸留水が出来る・・・・という
仕組みなんですが、アロマの勉強を始めると、まず、この水蒸気蒸留法の
説明は受けますね。それを実際、体験できるのが楽しいのであります。
この銅製の蒸留器もなんだか神秘的だよね(^^)
この蒸留器のミニチュア版(手前においてあるもの)、アロマセラピスト達は
欲しい欲しいと言っておりました。
そして出来上がったのがこちら。
香りはネロリにも似てるといえば似てるけど
もうちょっと青臭さがあってワイルドな感じ。
おみやげに50ml頂きましたが、直接お肌につけると、しっとりさっぱりです。
温州みかんとは別に鬼柚子という温州みかんよりもかなり肉厚でしっかりとした
花があり、これを集めてホホバオイルに漬け込み、70度のお湯で湯煎。
香りをホホバオイルに移すのです。
花には水分が含まれているので、それを分離させるために、硫酸ナトリウムという
あやしい白い粉・・・うそうそ、アマゾンなどでも売ってる、バスソルトなど作るときにも
使われるものを入れます。
すると結晶化して含まれる水分と分離されるわけ。
面白いね~。
理科の実験が面白いなーって子供の頃思ったけど、大人になってこういうのを
見ると、もっと面白い(^^)
この抽出油もおみやげでいただきました。
みかんの花の香りがすばらしくて、これでレイを作りたいなあって、物凄~く思いました。
蒸留するのも楽しいけど、花そのままを身に付けるのも幸せかも♪
でも甘い香りの花は人間だけでなく、虫も好きだからね、
花から虫がゴニョゴニョって出てくるのは覚悟だな(^^)
陽にいっぱい当たって、鶯の谷渡りも聞いて、遠くに海が見え
風が吹けば爽やかで、あ~、楽しく美味しく(お弁当がまた最高!)香りよく、
素敵な時間を過ごすことが出来ました。
また来年も行きたいなあ。
可愛い黒ラブちゃんも来ていました!
そして絵に描いたようなてんとう虫♪
いろいろ体験できて、遠足みたいで、ほんと楽しそうですね~
行く前の日は、本当に遠足に行く気分で、
おやつはどうする?だの、いくらまで?だの
バナナはおやつに入るのかなど、メンバー同士での話し、
色々楽しかったです(^^)
子供の時の遠足と違うのは、帰りのロマンスカーでビールを飲めることかな(^^;