秋月

「月の輝く音がする」
このフレーズを目にした時、なんて綺麗な響きなのかしら。と思った。
清水玲子の「輝姫」の１巻に出てくるフレーズです。
もしかしたら、一言一句まではあってないかも知れんけど、まあ、そんな感じの描写がしてあったの。
で、この時期になるといつも思い出す。
そして今日は満月。
７時ごろ、空を見上げた時には曇ってて、朧月になってたんやけど、今は晴れ間がのぞいて、綺麗に輝いてます。音がしそうなほどにね。


子どものころ、自分の部屋で電気を消して月を観るのが好きでした。
電気をつけてるときとは微妙に色が違うの。
月の、と言うよりは、空の色が違うのね。
その色合いが、消して観る時のほうが青みがかってて、わたしは好きでした。


そういえば、最近、月を観るために空を見上げることなんてしてなかったな。
昨日は、あまりにも明るいから、その明るさにつられて見上げてたけど。
球体であることが嘘のようにはっきりとした円でした。
兎さんもしっかりと見えました。

今日は、コンタクト取っちゃったから、はっきりとは見えない。ちょっと残念。


夜空だけじゃなくて、朝も、昼も、夕方も、上を見たいです。
暁も、蒼も、茜も、群青も、漆黒も