好きなことをできる喜び かみしめ日記

夢を叶えるためには、もっと死にもの狂いにならなきゃね。
と自分に言い聞かせている LEEの徒然日記

ムーンライト・ジェリーフィッシュ

2006-09-05 20:15:21 | 映画
最近友だちが藤原竜也に嵌ってる。という職場の同僚から「ムーンライト…」のDVDをまた貸ししてもらいました。
その同僚とは、笑いのツボとか興味を持つストーリー性とかが似ているので、「これ好きやろうな」と思うとお知らせしていて、「デス・ノート」見たときも、お勧めしたのね。そしたら、怖いシーンがまったくダメな彼女は心筋梗塞で死んでいく人たちすら怖かったらしく、テレビで予告を見て、「無理」と言ってたのです。んが、藤原竜也好きの友だちからこのDVDを借りて、「デス・ノート」にも興味を持ったらしく(正確には藤原竜也に興味を持ったのかも)見に行って、見事に嵌ってました。
で、「ムーンライト…」見てみたいと言ったら、「もう、また貸しとかじゃんじゃんしといて」と言われてたらしく、快く貸してくれました。
因みにその前にわたしが「獣王星」の原作を貸してまして、これも嵌ってた。


DVDの感想。
主人公セイジ役を藤原竜也がやっていて、彼は、木村了演じる色素性乾皮症を患っている弟ミチオを守りながら暴力団員となり、生計を立てている。
色素乾皮症と言うのは紫外線に当たると皮膚がただれたりする病気で、その病気にかかっていない人の何百倍とかの確立で皮膚癌になってしまう病気らしいです。しかもそれだけではなく、眼症状、神経症状も出るらしく、この話の中でミチオは大人に近い年齢なのですが知能レベルは6歳児程度ということになってました。眼症状は出てなかったけど。あと、30歳くらいまでしか生きられないと言われてました。

以下ネタバレあり。

組員のみんなが、ミチオの存在を知っていて受け入れてるっていう設定が、現実味があっていいな。と思いました。
「強い気なヤクザ」なセイジがかっこよかった。藤原竜也のこういう役柄を見るのは初めてなんで、新鮮でしたね。想像以上に似合ってたのも嬉しかったな。
若頭役かなんかで袴田君が出てて、かっこよかった。(セイジは組長付き)わたしたぶん、あの人のルックスとか雰囲気好きなんよな。そういや、デビュー作好きやな。

ラストに向かっていくほどに、現実味が薄れていく要素が出てきてそこが残念やった。まあ、ああいう世界に身を寄せたことがないからあれが現実に最も近い状態やと言われたらそれまでですが、なーんか、いまいちやった。
警部が中国マフィアと手を組んでってところから二人が撃たれるところにかけてね。
特に打たれるところ、殺す必要性がわからん。だいたい、日本ではああいう発砲の仕方はしいひんやろう。おそらく。アメリカとかなら別やろうけどさ。しかも、「中にいるのは銃をいくつも持っていてその上薬中だ」みたいなことを言うのね。実際は銃は一丁で薬中なんかじゃない。あの嘘の意味がわからん。必要ないやん。

ラストは、岡本綾の演技にやられちゃいました。途中からセイジの恋人になるという役柄で、看護師さん。
セイジとミチオが警察に撃たれて運ばれた先が彼女の勤める病院で、手術室に運ばれて、それを追いかけて、
「何があったの?! 絶対助けてくださいねッ。わたしの使ってください!同じAのプラスです!身内なんです!!」
彼女の台詞だけを抜粋してみた。たぶんあってると思う。
この辺りでね、涙が止まらんかった。その前からちょっときてたけど、上に書いた現実味のなさにちょっと興ざめしかけてたの。でも、ここで一気に引き戻された。
ちょっと意識を取り戻したセイジとしゃべってる時も、ずっと泣いてたな。
セイジの隣りで治療されてたミチオはもう死んじゃったんやけど、セイジも、もう無理やとわかってる彼女が精一杯の嘘で「大丈夫だから」って言って、その嘘がわかってるけど、だまされたふりをしようとしてるセイジ。わたしには二人のやり取りがそういう風に感じられて、それが、すごい、心にきました。いま、書きながら泣きそうになってるほどにね。


この映画、単館上映(漢字あってる?)やったんかな?
2004年の映画らしいんやけど、全然知らんかった。もったいない。
きっと多くの日本人が知らんよね?
監督は鶴見昴介さんです。名前、なんとなく見たことあるな。
もっともっと、アンテナ広げないとね。
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