〈美幌小学校〉
ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しいことをたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろいことをたくさんしたい
夜の扉をあけていこう
支配者たちはイビキをかいてる
なんどでも夏の匂いを嗅ごう
危ない橋を渡ってきたんだ
夜の金網をくぐり抜け
今しか見ることができないものや
ハックルベリーに会いに行く
〈知床峠 後方 羅臼岳〉
台無しにした昨日は帳消しだ
そんな事はもうどうでもいい
思い出は熱いトタン屋根の上
アイスクリームみたいに溶けてった
ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しい事をたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろい事をたくさんしたい
てきな。
〈美幌峠〉