551．軸を崩さない

　物事がうまく進まなかったり停滞したりすると、「何とかせねば」
と気持ちばかりが前に出てしまって、かえって事態を悪化させること
があります。

　これは、いわゆる「地に足がついていない状態」になっているわけ
です。冷静さを欠き、集中しているようですが実はまったく逆の状態
なんですよね。こんな時って。考えすぎる性格のかたは、自信を失い
かけてしまう最悪の状態になるケースもあります。

　窮地に落ち込むと、「どうすればよいのだろう」と先のこと、問題
解決の手段をどうしても考えてしまいます。しかし、こんなときこそ
「なぜそのような状態になったのだろう」と原因を特定しようとする
姿勢が大事なのです。まずしませんが・・・。自分もパニック状態の
ときは、そうです。原因がわからないと問題解決の手段が特定できな
いのですけれどね。

　それで、原因を考えていくと、自分自身が「問題だ」と思いこんで
いること、すなわち「物事がうまく進まなかったり停滞したりしてい
ること」が、実はたいした問題ではないことに気づく場合があります。

　とかく一所懸命になりすぎて、自ら視野を狭めてはいけませんね。
自分から体を前のめりにさせてしまい、軸が崩れてしまっています。

　こんなときは、胸を張って、そして「深呼吸」を。

　さあ、また太陽が東から昇ってきます。


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