らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1010.銭湯

2008-08-11 | 52.The Past
【ケロリンの桶】

 先日、幼少時代を過ごした町を訪れる機会に恵まれました。最寄の
JRの駅から市営バスに乗ることおよそ10分。懐かしい町は、そこに
ありました。「ロンパールーム」をテレビで観ながら、手を「チュー
リップ」の形にさせおやつを受け取った幼稚園、みんなで歩きながら
通った小学校、土管で遊んだ公園、母親に連れられてイヤイヤ行った
歯医者さん、よく出前を注文した中華ソバ屋さん、そして父親に日曜
日になるとつれていかれた焼肉屋さん・・・。姿かたちは、すっかり
変わり「こぎれい」になっていましたが、みんなそこにありました。

 なんだか、ほのぼのとしたうれしい気分になります。

「銭湯」があった町

 しかし、悪ガキ連中と「遊んだ」あの銭湯は・・・?

 すっかりと跡形もありませんでした。月極駐車場に様変わりした跡
を見つめていると、心にぽっかりと穴が開いたような空しい気持ちに
なりました。

 しばし、超現実的世界へトリップしてみましょう。

 わたしが幼少期を過ごした「1960年代後半から1970年代前半に至る
時代」では、持ち家の友達が少なく、みんなで銭湯に通っていました。
広い湯ぶね、広い洗い場を縦横無尽に走り回っては「きれいな模様の
シャツを着たおじさん」に、「よぉ~、ぼうずっ、威勢がええのぅ~
大きくなれよ」とドスのきいた声で励まされていました。

 風呂からあがると、「かご」に脱ぎ捨ててある衣類を着用する前に
すっぽんぽんの状態で壜牛乳を買います。そして、これを扇風機の風
をうけながら「ハーキュリー」のように腰に手をあてて一気飲みする
のです。ああっ、なんと爽快なんでしょう。

 ・・・

 あれから数十年。日本の住宅環境は様変わりしました。持ち家では
なくとも、アパート・マンションにバス・ルームが配置されるように
なりました。湯ぶねにどっぷりとつかるのではなく、シャワーでさっ
ぱり。欧米化です。今のこども達は、「銭湯」で横のつながりを持つ
機会が少なくなったことでしょう。そもそもその「銭湯」という場が
減少していますね。

 TBSドラマの『時間ですよ』の世界をふと思い出しました。

 銭湯・・・。



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4 Comments

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Unknown (くまみちゃん)
2008-08-12 12:01:02
1010…ウチの車のナンバーです(笑)
北海道の銭湯料金は原油高騰で390円から420円に値上げしました。
そちらは今おいくらですか?
返信する
プライス・アップ! (らば~そうる)
2008-08-13 00:19:26
to:くまみちゃん

おお。今度「渡道」(!?)したら
確認せねば。
♪「キミのカー・ナンバー、1010~」
(フィンガー5風)
ナンバー、選んだんでしょ。そでしょ。ねっねっ!
(海野かつお風)

で。
東京都・神奈川県では
現行430円から450円になる見込みです。

銭湯の廃業が進んでいます。
東京都では1,000湯を割ったとのことです。
返信する
おぉケロリン (mensurazoirri)
2008-08-15 01:04:00
まさか「ケロリン湯桶」の写真を見るとは思いませんでした…。
これも一世を風靡したアイテムと言えましょう。

返信する
1960年代炸裂! (らば~そうる)
2008-08-15 01:30:45
to:mensurazoirriさん

「ケロリンの湯桶」とともに思い出すお風呂関係のグッズは
「貝印の安全カミソリ」と「ミカロン」です。
「松山容子さんのボンカレー」と
「由美かおるさんの蚊取り線香」
の看板をよく目にした頃のことです。
返信する

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