1673．札幌との出会い

　北海道を旅するようになってから、またビジネスで北海道を訪れる
ようになってからというもの、わたしの中で札幌な重要な拠点の一つ
になっています。何度も訪れた経験を有している現在では、土地勘が
ずいぶんと養われてきましたが、最初の頃は右も左もよくわからない
状態で「徘徊」していました。

　当時は宿に宿泊する感覚がなく（もちろん、ビジネスではなく旅の
ハナシですが）、北海道神宮の駐車場や円山動物園前のバス停あたり
に車泊していました。そうこうしているうちに、さすがに窮屈になっ
てきたため、札幌新道沿いの「ビッグ・シップ」や「里塚霊園に隣接
するスパ施設」に潜り込み、仮眠するようになりました。このときは
そう思っていなかったのですが、このことが温泉と深く付き合う契機
になったのだと今では思っています。

　それにしても、上記の地区はいずれも札幌の中心部からやや離れた
場所にありますね。もちろん当時はそんことを知る由もなく、札幌の
道路を走り回っていました。「知らないということ」は、都合のよい
ものです。1990年の夏の夕刻に札幌の中心部を訪れ食事をするために
すすきののヨークマツザカヤの地下に駐車しました。そして、出庫し
地上の道路に出ると、なんとも言えぬ違和感と視線を感じたのです。
それもそのはず。一方通行を逆走していたのですね。信号が変わるや
いなや、そそくさと交差点を左折してごまかしました。

　その後、ビジネスでは札幌駅東側の総合卸売センターや、白石区の
国道12号線沿い、そして新札幌駅の界隈に出没するようになりました。
特に白石から新札幌エリアには一年以上通いましたので、今ではもう
忘れられない場所になっています。

　そんな思い出の多い札幌・・・。多くの人とここで出会いました。
今後どのような出会いが待ち受けているのでしょうか。



↑If this article is quite good, will you please click?