【SINGLE 「あなた c/w 青春の愛」】
小坂明子さんの「あなた」です。1973年12月21日にリリースされま
した。ちょうど1ヶ月前に「第4回世界歌謡祭」にて最優秀賞・グラ
ンプリを受賞しました。当時わたしは、ELECTONEを習っていたことも
あって、「世界歌謡祭」の動向にはとても敏感でした。
「あなた」がヒットしたのは翌年1974年です。なんでも 200万枚の
超える売上を記録したとか。すごいですね。わたしもこのシングルを
購入しました。
レコーディングのプロセスはわかりません。スタートは嬰ハ長調で
始まり、最後のクライマックスでニ長調に転調します。ピアノは小坂
さんが歌いながら弾いているのでしょうか。であれば嬰ハ長調という
黒鍵をすべて使う調性を演奏するのですから、音楽的素養のレベルは
かなり高いと推察されます。調性については、次回にとりあげたいと
思います。
「あなた」のレコード
その詞に対して、故阿久先生が面白いコメントを残されています。
ああ、日本の男性も(真赤な)バラと(白い)パンジーと小犬と
同格になってしまったか・・・
これ以降でしょうか。いわゆる「男らしさ、女らしさって何?」と
いうことがさかんに論じられるのようになってきたのは。それよりも
「歌謡曲の世界」に「高校生の女の子のリアルタイムの感性」が入り
込み、新しい風を吹き込んだ曲。それが「あなた」だったのではない
でしょうか。
個人的には、B面の「青春の愛」が好きです。というよりも、断然
「こちらのほうがよい!」と思うのです。わたしはこの曲で「Maj.7」
の妙味を知ることになりました。実際のところ、この曲をモチーフに
して、高校生の時いくつか曲を作りました。
小坂明子さんの「あなた」「青春の愛」。いづれもわたしにとって
その詞よりも曲のほうに興味を抱いた楽曲であると言えそうです。
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私もこのシングル持ってます(^o^)
らば様がおっしゃる、この歌の世界観は
当時流行中だった少女マンガの世界観そのものです。
いわゆる、おとめちっくマンガですね。
カラオケでこの歌を歌うと
ちょっと熱唱系になってしまう私です。
おお。お持ちでしたか。
わたしのは画像にあるようにカビが生えています。
プレーヤーで再生すると・・・
パチパチ・・とものすごい音がスピーカーから
聞こえてきます。
「あなた」の頃の少女マンガって何でしょうね。
カラオケ、ぜひお聴きしたいな~♪