らば~そうる “IN MY LIFE”

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1408.気迫を感じたゲーム・埼玉西武ライオンズ

2009-09-13 | 23.Baseball
【写真:「さあ、今日も打つぞ」埼玉西武ライオンズの打撃練習 2009年06月19日16時42分撮影】
 ★この写真は本文と直接関係がありません。

 プロ野球2009年度のペナントレースも終盤にさしかかりました。
ここまで投打のかみ合わない状態が続き、苦しんでいるチームがあり
ます。埼玉西武ライオンズ。昨年度は神がかり的な試合運びを行い、
見事に覇者となりましたが、今年はすっかりと鳴りを潜めています。

 ライオンズは2009年 9月12日現在、第4位です。残り21試合という
状況で、首位の北海道日本ハムファイターズとは 9.5ゲーム差をつけ
られ、もはや照準をクライマックス・シリーズ進出に合わせざるをえ
ない状況下にあります。しかし、当面のライバルである第3位の東北
楽天ゴールデンイーグルスとの差は 4.0ゲーム。このままではクライ
マックス・シリーズの進出でさえ危ぶまれる状況にまで追い込まれて
います。

 今シーズンのライオンズの戦いぶりを見るにつけ、いわゆる「投打
がかみ合わない」ゲームが続いています。サヨナラ敗戦が12試合と
いうのも異常でしょう。「野手が加点しても投手がそれ以上にすぐに
失点してしまう」「投手がピンチをしのぎ失点を防いでも野手が追撃
できない」・・・。そんな状況下、本日のゲームもイヤな展開になり
ました。

【スコアテーブル】

2009.09.13(日)西武ドーム 対オリックス・バファローズ第24回戦 

Bs 003 302 000 | 8
L  002 211 22X |10

 序盤、先発の野上投手がオリックス打線につかまります。3回表に
ピンチを迎え2死までこぎつけますが、ここで粘れません。カブレラ
選手に3ラン本塁打を浴びてしまいます。しかし、野手が奮起します。
その裏、中島選手の2ラン本塁打で1点差につめよります。

 ライオンズベンチはここで先発野上投手を見切り、木村投手に切り
替えます。しかし、木村投手が追撃直後の4回表に2死無走者の状況
から連打を浴び失点してしまいます。「いつものパターン」です。

 今年のライオンズの傾向から言えば、この展開から反撃することが
ほとんどできませんでしたが、今日は少し様子が異なりました。4回
裏に先頭打者のG.G.佐藤選手が再反撃の本塁打を放つと、片岡選手が
犠牲飛球で加点、4-6とします。「失点直後に得点し相手にプレッ
シャーをかける」ことを忠実に行うことができました。さらに5回裏
に中村選手の追撃本塁打が飛び出し1点差に迫ります。「これは期待
できる」展開になりましたが、6回表にリリース登板した大沼投手が
粘れません。バッテリーエラーも重なり5-8と突き放されます。

 ああ今日もまた・・・
 
 今年の戦いぶりをずっと観てきたライオンズ・ファンは「少しだけ」
あきらめたかもしれません。しかし、ここから野手が驚異的な粘りを
魅せてくれました。6回裏、そして7回裏と波状攻撃。1点、2点と
加点し7回裏に8-8と追いついてしまいました。その間、大沼投手
を引き継いだ松永投手が、バファローズの攻撃を見事に零封しました。
これが大きかったと思います。「投打がかみあう展開」になってきま
した。

 そして8回の裏・・・。中島選手の本塁打でついに9-8。さらに
中村選手の本塁打が続き、10-8とバファローズを突き放します。
抑え不在の状況で、本日の役目を担ったのは阪神タイガースから急遽
移籍した藤田投手でした。一打同点のピンチを迎えましたが、後続を
断ち切り見事に「火消し役」を全うしました。

 まさに総力戦でした。先発投手と中継ぎ投手のミスを野手やセット
アッパー・クローザーがカバーしチームに勝利をもたらしたのです。
このようなゲームをファンは長い間ずっと待っていました。ペナント
レースの残りの戦いも厳しい状況が続きますが、今日のようなゲーム
ができるのですから大丈夫。ファンは信じて応援します。



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