らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1722.横綱白鵬・45連勝達成!

2010-07-24 | 21.Sports
 激震の中で行われている大相撲名古屋場所。その中で13日目に横綱
白鵬が大関琴欧洲を上手投げで一蹴し45連勝を達成しました。本日の
スポーツ紙では、「大鵬の45連勝と白鵬の45連勝」の比較内容が掲載
されていました。

 大鵬の45連勝
  1968年秋場所2日目~1969年春場所初日
  1969年春場所2日目に戸田に押し出しで敗れる

 白鵬の45連勝
  2010年初場所14日目~2010年名古屋場所13日目(継続中)


 45連勝といえば、大横綱大鵬が達成した記録です。しかしながら、
「両者は比較するに値しない」という意見も一部にはあるようです。
その理由は、「大鵬の時代はライバルが多く激戦であったが、白鵬の
時代はライバルがなく独走の状態だから楽勝である」というものです。
そのことについて、当の本人の納谷幸喜氏(元横綱大鵬)は、以下の
ように語ります。

 今はライバルがいない。だからといって、連勝の価値が下がる
 という意見は言語道断だ。確かに私の45連勝の時は柏戸や玉乃
 島、北の富士、琴桜、豊山と、横綱や大関に強者がいた。だが
 相撲には、その時の状況がある。勝負はあくまでも本人の精神
 力が左右するもの。白鵬は、こういう締めるべき時にしっかり
 勝っている。よく自分との闘いに勝っていると思う。

 なるほど。「大横綱ならでは」の重みのあるコメントですね。納谷
氏はまた、人間性や品格にも触れていました。

 横綱というのは、お年寄りが手を合わせて拝んでくれる存在だ。
 今後もおごれることなく、人間性を磨いていってほしい。心を
 磨くためにも、けいこ場から何事も先頭に立って態度で示して
 ほしい。品格とは、あとからついてくるもの。こういう時だか
 らこそ、土俵の上でも外でも「さすが横綱」と言われてほしい。

 大鵬との比較において、白鵬の素晴らしい点を再認識した点があり
ます。それは「決まり手から類推できる相撲内容」です。もちろん、
大鵬関も素晴らしく偉大な横綱であることは事実です。しかし、両横
綱の45連勝の中で「引き技」で勝った一番を比較すると、白鵬が圧倒
的に少ないのです。白鵬の場合は2010年春場所5日目の稀勢の里戦の
「はたき込み」の1番のみ。他の44番は、寄り・押し・投げ等による
ものです。これはなかなかできることではありません。

 次なる目標は横綱千代の富士のもつ53連勝。これは通過点になるの
でしょうか。そして、九州場所8日目・・・。新記録が生まれるかも
しれません。



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