72．ボウリングのルールとマナー（連載第６回）

【写真：ファール・ライン 2006年01月08日19時08分撮影】

　次のステップへ行く前に「ひと休み」。基本的なルールやマナーの
おさらいをここでしておきたい。
　
　正月明けは、皆様の職場の新年会等で「コンペ」を行う機会も多い
かと思う。そこでアプローチに立つ前に、「べからず集」を確認して
おこう。

【知っていきたいルール・マナー】
１．ファール・ラインを踏み越したら、その投球の得点は「０点」と
　　なる。

２．隣りのレーンの投球者と同時に投球するのはやめよう。

３．アプローチにあがったら、ゲーム進行の妨げになるような行為は
　　慎もう。

４．アプローチは「水分」厳禁である。

５．ゲーム終了後、使用したシューズやボールは元の位置へ戻そう。

ボウラーズ・ベンチ

【説明】
１．「ファール・ライン」の先のレーンには「オイル」が塗布されて
　　いる。これは、「オイル」がボウリングという競技に必要だから
　　である。また、レーン表面を保護するために必要だからである。
　　ファール・ラインを超えることは、競技上のルールでも禁止され
　　ているとともに、シューズの裏にオイルが付着することにより、
　　アプローチのコンディションが微妙に変化してしまうため、非常
　　に危険なのである。滑ると思っていたアプローチが突然滑らなく
　　なったのに気がつかず、勢いよく投球したらいったいどうなるで
　　あろうか・・・。

２．投球者は、最大７Kgの重さのボールを持って投球する。また、娯
　　楽感覚で投球している投球者のアプローチ上の動作は、予測でき
　　ない場合がある。仮に同時投球することにより、自分の投球スイ
　　ングが乱れて隣の投球者の顔にボールが当ったら、ボールを隣の
　　投球者の足の上に落としてしまったらどうなるか・・・。逆に、
　　隣りのレーンにいる投球者が同時投球する傾向にあったら、勇気
　　をもってやめるよう注意していただきたい。

３．ボウリング場では、個人、あるいは個人が競技をしているグルー
　　プ以外のグループも競技している。隣りのレーンで投げている他
　　グループの人が、アプローチにあがってもすぐ投球せず大騒ぎし
　　たり悪ふざけしたりしてなかなか投げなかったら、自分はどうい
　　う気持ちになるだろうか。

４．１の理由と同じである。水分には、ボウリング場で販売している
　　「ジュース」や「コーヒー」の類もある。ボウラーズ・ベンチへ
　　飲食物を持ち込む場合は、床へ水分をこぼさぬよう、また万が一
　　こぼしてしまったら、ボウリング場の係員を呼んで、床を拭いて
　　もらうようにしたい。なお、雨や雪の日の傘の水滴も同様である。
　　ご配慮いただきたい。

５．これは、次の人が楽しく利用するための基本中の基本である。

　では、ルールとマナーを守って、楽しくボウリング♪