4048．音威子府の常磐軒のご主人を偲ぶ

【写真：「道の駅おといねっぷ」にて＠北海道音威子府村　2023年10月03日11時39分撮影】

　国道 275号線を小頓別から南下、音威子府にたどり着く。

　かつて、JR音威子府駅構内で営業していた「常磐軒」のそばをいただいていたのだが
2021年にご主人が亡くなられ店は廃業した。「音威子府のそばをぜひ！」ということで
駅の近隣にある道の駅にてそばがいただけることを知り、今回訪れてみた。

　しかし道の駅は休日。しかも労働力不足のため、そばを提供できないとのことである。

　少し調べてわかったことがある。仮に別の機会に立ち寄りそばにありつけたとしても、
それはもう「かつての常磐軒のそば」ではないということだ。あの独特の黒い色をした
そばを提供していた製麺業者までもが既に廃業していたのである。

　原材料の高騰。地域の労働力の低下。閉塞感が続く日本の経済がここにも影を落とし
ている。

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