らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

829.あなたのネクタイが気に入りません

2008-02-12 | 12.THE BEATLES
 ビートルズがEMIで初めてレコーディング・セッションを行った
時のエピソードがあります。ジョージ・ハリスンがプロデューサーの
ジョージ・マーティン氏に向って

 あなたのネクタイが気に入らない

と発言しました。マーティン氏は、どのようなネクタイをしていたの
でしょうか。マーティン氏は1990年代後半、このように語っています。

 ごく当たり前のネクタイだったんだよ。今着けているようなのでは
なくて・・・とにかく普通の平凡な柄だった。当時は今のように派手
な柄のものは無かったからね。

 ジョージ・ハリスンが気に入らなかったのは、マーティン氏が身に
つけていたネクタイそのものなのでしょうか。それとも、マーティン
氏がネクタイをしていたことなのでしょうか。氏は同様にこのように
語っています。

 彼(ジョージ・ハリスン)は、ウケを狙って発言したんじゃないか
な。ジョージ(ハリスン)が指摘したのは、私がネクタイをしめてい
るという事実だったのかもしれない。ビートルズ自身も、ネクタイを
着けていたかどうかは、もう覚えていないけれどね。ジョージは頭が
よくて、このコメントを発したのも私たちがレコーディングした音の
話をしている時だったんだよ。私が「気に入らないところがあれば、
遠慮無く何でも言ってくれないか」と言うと、ジョージはこう答えた
んだ。「まずですね、あなたのネクタイが気に入らないのですが」と。
他の3人は真っ青になっていたよ。冗談にせよ、あまりにも生意気な
答え方だったからね。でも、私自身は「とても面白い」と思ったよ。

 ジョージ・ハリスン。「もの静かなビートル」と言われていました
が、こんなところに彼の個性を感じます。



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4 Comments

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英国人のウィット (mensurazoirri)
2008-02-12 02:14:27
我々日本人に比べて欧米人のウィットにはセンスの点で一日の長があるような気がします。(ジョンの宝石ジャラジャラ発言などもそうですね) このジョージの発言もその部類に入るのかな?と個人的には思っています。

それにしてもネクタイを“している”のが不満だったという説は確かに面白いですね。普通に会話を追っていくとネクタイの“柄”かな?と思ってしまうところなので。
返信する
ウィット (タケチャン)
2008-02-13 00:05:54
辛らつなウィットといえば、ジョンのおはこみたいに思われますけど、ジョージもなかなかですね。

ジョンの場合はふざけた調子で、ジョークを楽しむよ
うなところありましたけど、ジョージは素の顔でけっ
こうきついことをスッという感じですね。
「アメリカで髪を切りますか?。」
"I had one yesterday"
みたいな。
返信する
ネクタイ (らば~そうる)
2008-02-13 23:29:43
to:mensurazoirriさん

4人からみたらマーティンさんはさぞかし
「サラリーマン」に見えたでしょうね。
(実際、その時はそうでした)

現在の日本のそこらへんのサラリーマンのように
もしも頭にネクタイなど巻こうものなら・・・

ウィットも何もないですね♪
(わたしはやったことがあります・・・)
返信する
ジョージの視線 (らば~そうる)
2008-02-13 23:34:08
to:タケチャンさん

素の顔でサラっときついことをコメントするジョージ。
然りです♪

ビートルズ以前から、そしてビートルズ
さらに、ソロになってから・・・
いつの時代も、ジョージの視線は鋭かったですね。
既に悟りを開いているかのような落ちつきを
感じていました。

時にカメラ目線であったり・・・♪
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