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【写真:「あの日・・・この高台に避難」@釜石市釜石港付近 2014年09月27日12時47分撮影】
2011.3.11
「この日を忘れてはならない」。そんな思いから、三陸海岸を訪れ
できるだけ現地の空気を感じようとしました。
尻屋崎、大間崎、仏ヶ浦を訪れた後、国道45号線を八戸経由で南下
します。途中、久慈市の侍浜で一泊。翌朝再び南下します。
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侍浜から太平洋上の日の出を観る
久慈の市街地から街道を外れ、小袖海岸を通行します。小袖海岸は
「北限の海女」で有名な地。あの『あまちゃん』以来観光客が増え、
土休日は県道 268号線の通行を規制するほどです。その県道は超狭路。
トンネルやブラインドカーブを通行するたび、なんともいえぬスリル
を味わうことに。海岸はご覧の通り、岩場の絶景が続きます。
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小袖海岸
小袖海岸の「海女センター」入口から県道は山間にさしかかります。
そこを抜けると再び海が一望できます。野田村の海岸です。
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野田村の海岸
再び浜街道に復帰。普代村、田野畑村と内陸部の山間を通行します。
ここで気づいたのは「三陸自動車道」の敷設です。ここに至るまでに
「普代村」「閉伊坂峠」そして、「鵜の巣断崖」と国道のバイパスと
して無料供用されていました。「三陸自動車道」は復興のための重要
なインフラとして位置づけられ整備が急ピッチで進められているので
しょう。建築資材を輸送する国交省管轄のトラックやダンプが道路を
頻繁に往来していました。
浜街道は小本、田老の市街地を抜け、宮古市に到達します。さらに
山田町、大槌町へ進みます。大槌でお昼になりローソンに寄りました。
被災後の建築でしょうか。新しい建物が一種のコミュニティになって
いる感があり、昼食のお弁当などを買い求める人が、ひっきりなしに
出入りしていました。そして、釜石市に向います。
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「3.11」のとき避難した高台から釜石湾を望む
あの日、港周辺にいらした方々が避難した高台です。残存する建物
がありますが、空き地も目立ちます。空き地は駐車場として供用され
ていました。残存する建物も中には「立入禁止」と貼り紙されるもの
もあります。解体されずやむなく残している状態に見えました。
大船渡市です。JR大船渡線は震災の影響で、気仙沼~盛の区間が
BRT(バス高速輸送システム)として運行されていました。高台と
大船渡湾の間のエリアも空き地が目立ちます。
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高台から大船渡湾を望む
陸前高田市です。仮設、無料供用されている三陸沿岸道路を降り、
海岸方面へ向かいます。あたりは何もない空間が一面に広がっていま
した。何とも表現できない雰囲気です。海沿いの「奇跡の一本松」に
向う道と国道沿いにある「土産物屋」に、観光客と思われる人たちが
多く集まっている光景をみて、奇妙な感覚に襲われました。
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陸前高田市・気仙大橋付近
そして、気仙沼市です。魚市場付近を訪れました。漁港周辺を含め
至るところで通行止め、迂回表示がされており、建造物よりもまず、
道路の再整備が急務のようでした。
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気仙沼魚市場
最後に、南三陸町から浜街道に別れを告げ、三陸自動車道を経由し
一路仙台へ向いました。時は既に18時。ほぼ一日をかけて久慈市から
南三陸町を駆け抜けました。心情的に感想、所感をこの場で表現する
ことは避けたいと思います。ただ言えることは「2011.3.11 この日を
忘れてはならない」ということ。今回の経験で再認識しました。
【東北】国道45号線(浜街道)
■走行日 :2014年09月27日
07:30~18:00
■天候 :晴れ
■気温 :20℃
■通行回数:初めて
■ひとこと:あの日を忘れずに心に刻もう
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