【写真:道道 123号線@浜中町と厚岸町の境界付近 2015年09月03日10時54分撮影】
北太平洋シーサイドライン
なんとも魅かれるネーミングではないか。
北海道は根室の納沙布岬から十勝の広尾町までの海岸線を通る道路
約 300Kmの総称である。しかし、実質的にその名を実感できる区間は
道道 142号線の昆布盛あたりから浜中町の榊町、そこから道道 123号
線に入り霧多布湿原を経由した厚岸に至る区間。そして、国道44号線
尾幌から再び道道 142号線を経由し、釧路市に入る区間であると私は
思うのだ。
そんなことはさておき、走ってみよう。納沙布岬を出発する。歯舞
あたりで虹に出会った。幸先がよい。
根室半島にかかる虹
根室市街を抜け、道道 142号線を南下。落石で右折する。実はこの
あたりの風景がいちばん好きだ。シーサイドラインという名ではある
ものの、このように木々の間を抜けるフラットでストレートな道とも
出会える。それが北太平洋シーサイドラインの魅力の一つである。
道道 142号線(根室市落石付近)
JR初田牛駅を過ぎると文字通り海沿いのラインとなる。とはいえ
海面と近い低地ではなく起伏に富んだ高台を走行する。恵茶人、貰人
あたりでは、放牧されている馬を見ることができる。
水辺に集う馬たち
仙鳳跡、幌戸を過ぎ、榊町で道道 123号線となる。霧多布湿原だ。
湿原を俯瞰できるスポットがある。琵琶瀬展望台。ここからは湿原を
流れる琵琶瀬川の蛇行の様子が見える。晴天の日の眺めはまさに壮大
である。
琵琶瀬展望台から霧多布湿原を望む
さらに進もう。火散布を過ぎると厚岸町だ。日差しが強くなった。
昼はもう近い。
かくして道路は厚岸町にたどり着き、第一部(仮称)はお開き。
余談。第二部(仮称)は前述した通り、尾幌~釧路の区間であるの
だが、この区間には難読地名が多いことで知られている。以前にこの
場で取り上げたが、以下の地名、お読みになれるだろうか。
去来牛、知方学、老者舞、分遺瀬、賤夫向、入境学、初無敵、冬窓
床…。ぜひチャレンジされたし。あ、実際現地にいらして、その魅力
とともに確認されれば…と思う次第である。
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