【写真:東日本フェリー「べが」 1995年 8月 3日撮影】
1995年。プロジェクトの難航で荒れた「心」を洗い流すための旅。
「な~に、オレには『北』があるさ」と豪語する。確かに、「北」に
滞在する期間ですっかり元気を取り戻すことができるから不思議だ。
吉例「温泉」との熱い付き合いは以下のとおり。今年はやや少なめか。
【訪問した温泉・施設(所在地)の一覧】
・初山別村岬センター(初山別村)
・稚内市民温泉保養センター(稚内市)
・生田原温泉ノースキング(生田原町)
・クアハウス屈斜路(弟子屈町)
・オソウシ温泉鹿乃湯荘(新得町)
・酸ヶ湯温泉(青森県)
この年8月の行程を振り返ってみた。
3日(木)横浜→八戸→苫小牧
4日(金)苫小牧→札幌→初山別→稚内→宗谷岬
5日(土)宗谷岬→宗谷丘陵→生田原→屈斜路湖
6日(日)屈斜路湖→仁伏→納沙布岬
7日(月)納沙布岬→新得→室蘭
8日(火)青森→酸ヶ湯→横浜
苫小牧港から一気にオロロン・ラインを北上する。途中、初山別で
休憩。その後は天塩から道道 106号線だ。視野が広がる。空が広い。
風になる。そして「例」のスポットで一休み。
道道 106号線・稚咲内海岸付近(1995年 8月 4日)
宗谷丘陵、北オホーツク界隈の道道や農道を探索していると「牛の
横断」に遭遇した。雑誌でよく見かけていたシーンが目の前に展開さ
れる。待つこと10分。この「のんびりした時間」がたまらない。
牛の横断(1995年 8月 5日)
一度は目にしたかった納沙布岬の日の出。夏至のころは午前3時台
で空が白みだすという。霧や曇天が多くなかなか見られないらしい。
通うこと4回、足掛け6年でついに感動のシーンが・・・。
納沙布岬の日の出(1995年 8月 7日)
仕事に復帰しなければならない。「時間的制約」を考えるのはイヤ
なことではあるが、「また来年」と自分に言い聞かせて「北」からの
出口へ向かう。今年は室蘭港から青森港へ移動する。
青森港にて「びるご」を背景に(1995年 8月 8日)
◇◆◇
安息。そんな目論見に対し、皮肉にもハードな行程のため「時間に
追われている自分」を旅の中でも実感してしまうのであった。
「真の安息」は、まだまだ先のことである。
退職して隠居したらゆっくり日本中を回ってみたいなんて気持ちもありますが、体が付いていかなかったりして……
ダイエットの成果が出ているみたいだから
大丈夫だよ♪