Original Botanica

ガーデンプランナーの日々。

新江先生のお料理講座

2008-02-28 | お料理
今日は湯布院旅館「草庵・秋桜」の料理長・新江憲一先生の料理講座に行ってきました。
新江先生は今月の家庭画報にでてます。
2回目でしたがやはり多くの「へぇ~」がでます。
絶対に普通の料理教室では学べないことが詰まってます。
そして、こんな面白い料理漫談はありません。(って本人が言ってます)

+++ 本日の献立 +++

合鴨のサラダ、鯛の道明寺粉蒸し、生麩と野菜の煮合せ、たけのこご飯


たけのこは米ぬかであくがとれるなんてのは気のせいで、
たっぷりの水に少量のたけのこ、
砂糖と鷹の爪2本で沸騰させてとる。
味付けは薄口しょうゆとかつおぶし。
たけのこも部位によって使い分ける。
根元=天ぷら、真ん中=煮物、先端=和え物、ご飯
たけのこご飯を炊くときは
生のたけのこの皮を入れて炊くとたけのこの香りがつく。
具は別に味をつけておく。
豆ご飯もさやを入れて炊く。

片栗粉、小麦粉は一度水で溶き、水と粉を分離(粉を沈下)させてから上水を捨ててそれから使う。
と、とろみは粉臭くなく、天ぷらはカラッとあがる。

何が最高かってだし汁がめちゃくちゃ美味しいのです。
草庵秋桜の料理の一つ一つが上品な理由がここにあるのです。
だし汁のとり方
利尻昆布を80度の温度で30分。海の中の昆布の厚みに戻るまで。
そして、昆布を取り出し、沸騰させ(ぶつぶつくらい)、かつおぶしを入れ1分ほど。
濾して出来上がり。このとき絞っちゃダメ。

適当なことをいいながらもきれいなものを作り出す。
料理と女は見た目が大事らしい。