山本一力 著 「損料屋喜八郎始末控え」 文春文庫 山本一力氏のデビュー作。 江戸屋の秀弥って、「あかね空」でも出てきたような・・ 江戸の街の人々の人情物語が、山本一力氏の売りなのだろうか。 松平定信の倹約政策の時代、元町奉行同心・損料屋喜八郎は恩のある札差・米屋の為に働く。棄損令による札差の苦悩と、喜八郎のかかわりが面白い。 江戸の祭りを背景にして、街の人々の人情とか、すこし恋とか。 神輿を担ぐ場面は、動画にしてみてみたい! お気に入り度:★★★★☆