永井路子 著 「美貌の女帝」 毎日新聞社 飛鳥から奈良時代への移り変わりを、元正天皇(氷高皇女)をとおして描いている。 蘇我倉山田石川麻呂の血筋を大事にする持統天皇とその子、孫たち。 藤原一門の台頭により、蘇我一族は追い落とされていく。 元明天皇、元正天皇、吉備皇女があわれ。 物語は、阿倍内親王(孝謙天皇)が即位する所で終わるが・・・ おどろおどろしたこの時代の権力争い。 少し読むのに飽きが来た。 でも、聖武天皇の苦しみはどんなだったろうか? お気に入り度 ★★★☆☆