福岡市西区の着付教室 *花楽(はなたのし)* 山内豊翠

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美しくも愚かしいこと(茶の本より)

2018年06月12日 14時08分43秒 | 着付け
フラワーアレンジメントは、花の美しさを凝縮させ表現する。






華道は、花を咲かせた命のエネルギーと、植物が格闘した痕跡の美しさを求める。
そう、本で読んだ。




DNAに刻まれた、日本人の美意識が目覚めた気がした。



着物は 綺麗に着ているだけでは駄目。
洋服のように、肉体の造形を服飾の美観に入れていない。
着物は、肉体を包み隠しながら、肉体の美感を佇まいや所作で表現する。だから、着物の意匠は、美しい動きに支えられている。



表に あからさまに見える物では無く、見えない物を語るのが 日本人の美意識だと思う。





でも、グローバル化された今の社会では、海外の自己主張と、個人主義におされ、それらを察知する心の余裕がなくなり、通用しなくなっている。
「おもてなし」すら、押し付けがましい。
「おもてなし」は、双方が敏感であってこそ成り立つ。
もてなす側は、相手の心に自分を添わせて心を配る。もてなされる側は、フッと気付くことである。



岡倉天心の「茶の本」にある。
「しばらくの間、儚いものを夢み、
美しくも愚かしいことに、
思いを巡らせよう。」



写真と内容が 全然合っていなくて、すみません。

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