皆さんは、例のアレ、見ました?
私は先週テレビで見たんですが、何がなにやらさっぱり分かりませんでした。今も決して分かってるわけではないですけどね。
あまりにも分からないんで当ブログでは放っておこうかとも思ったんですが、逃げてると思われるのも癪な話。しかも最近ではCMばかりか電車の中吊りでも見かけるようになり、
ついに甲子園進出orz
ここまでくると、さすがに見過ごせないわけで……
この広告キャンペーンを打っているのはアメリカの「アーサー・S・デモス財団」。これで検索を掛けたところ、今回の件について詳しく報じたZAKZAKの記事を見つけました。
この記事によると、「アーサー・S・デモス財団」はアメリカ・フロリダ州が本拠地。創設者のアーサー・S・デモス氏はダイレクトメールによる生命保険で財を成したそうですが、今回のキャンペーンの迫力を見ると確かに納得です。
デモス氏が1979年に亡くなると、その後は妻のナンシー氏が財団を引き継ぎます。財団はアメリカでも有数の規模を誇っているようで、記事によれば、
だそうです。そりゃ日本でこれだけのキャンペーンを張るぐらいできますよねぇ。
同様のキャンペーンは当然アメリカでも行っていて、ヤンキースのペティートも出演したのだとか。ただ、ドイツでのキャンペーンは批判を受けて1ヶ月で終了したそうです。
で、肝心の本『パワー・フォー・リビング』なんですが、もともとの英語版は1983年に無宗教者を対象に書かれたモノ。これも同記事によると、「聖書を読むよう勧め、妊娠中絶や喫煙、同性愛には反対」だそうです。
だそうです、というのは、私は現物を見てないので直接内容を知らない、ということです。まぁ本を取り寄せて読んだところで、彼らの望むようなキリスト教信者になるほどヤワな私ではありませんが、ただ個人情報が渡るのがコワイわけで(^^;;)
というわけで、本の内容についてはここではこれ以上触れないことにします。詳しく知りたい方もあるいはいらっしゃるかも知れませんが、当方では関知いたしませんので悪しからず。
さて、アーサー・S・デモス財団は極端な秘密主義をとっており、その実体はほとんどがナゾ。加えて中絶反対や進化論否定などを訴えるアメリカ右派(ネオコンってことになるのかな?)と関係が深い財団ということですが、このような主張は日本では受け入れられにくいものと思われます。
そう考えると、おそらく日本でのキャンペーンの効果はきわめて小さいでしょう。一時的な関心を持つ人は少なくないでしょうが、そこから本を取り寄せる時点で心理的抵抗を感じる人がほとんどでしょうからね。
ただ、この団体がいわゆる「カルト」(この言葉は非常にいい加減なものなので、あまり使うべきではないとは思いますが)かどうかは、これだけでは判断を下すことはできない、というのが現時点での私の考えです。
中絶反対や進化論否定というのは、日本人にとっては違和感を覚えるものかも知れませんが、アメリカではちっとも珍しいことではないでしょう(←ちょっと偏見)。
そもそもアメリカで「カルト」と呼ばれる団体といえば、人民寺院やらブランチ・ダビディアンやら(日本ではほとんど報道されませんでしたが)FLDSのように、一定の地域を支配したり、宗教的主張をめぐってドンパチやるようなものすら思い起こされます(←かなり偏見)。
そう考えると、この程度の団体はアメリカではかわいいものと思わないでもありません(←すっげく偏見)。まぁ今後どうなるかは分かりませんし、警戒心が不要だとは決して申しませんが。
で、最初のヒルマン監督のアレがナニだという話です。
個人的には、まず原則として思想信条の自由というものがあるので、ヒルマン監督であれ誰であれ、反社会的(あるいは破壊的)なものでない限り、どういう宗教的信条を持とうが、それは本人の責任の下での自由だと思っています。
そして、その信条に基づく行動も同様に、反社会的(あるいは破壊的)なものでない限り、本人の責任の下で自由であるべきだと思います。そこで「北海道日本ハムファイターズ監督」という肩書きが出るのが悪いとも思いません。だって、実際に監督なんですから。
ただ1点、ファイターズのユニホームだけは決して着るべきではなかった。
監督の宗教的信条に基づく行動は監督個人の行動であり、チームや株式会社北海道日本ハムファイターズを巻き込んだものではならないはずです。
そうである以上、誤解を与える行為はすべきではなかったですし、この点に関してはヒルマン監督の行為は決して支持できるものではありません。もっとも、フロントから許可を得たというのであれば話は変ってきますが、それもちょっと考えにくいですし……
それでなくても、ファイターズの監督でキリスト教系の団体というと、東京時代の騒動を思い出してしまうので(知らない方は各自で調べてください)、あまり気分が良くないのは事実です。
まぁ、キリスト教だからってどうだ、という考え方はしちゃいけないんですけどね。他の宗教だって、どうかと思うものはあるわけですし。
私は先週テレビで見たんですが、何がなにやらさっぱり分かりませんでした。今も決して分かってるわけではないですけどね。
あまりにも分からないんで当ブログでは放っておこうかとも思ったんですが、逃げてると思われるのも癪な話。しかも最近ではCMばかりか電車の中吊りでも見かけるようになり、
ついに甲子園進出orz
ここまでくると、さすがに見過ごせないわけで……
この広告キャンペーンを打っているのはアメリカの「アーサー・S・デモス財団」。これで検索を掛けたところ、今回の件について詳しく報じたZAKZAKの記事を見つけました。
この記事によると、「アーサー・S・デモス財団」はアメリカ・フロリダ州が本拠地。創設者のアーサー・S・デモス氏はダイレクトメールによる生命保険で財を成したそうですが、今回のキャンペーンの迫力を見ると確かに納得です。
デモス氏が1979年に亡くなると、その後は妻のナンシー氏が財団を引き継ぎます。財団はアメリカでも有数の規模を誇っているようで、記事によれば、
「毎年のように全米で慈善団体の上位に名を連ね、資産額は600億円とも。テレビ宣教師やキリスト教系組織、同性婚や妊娠中絶に反対する法律事務所などに多額の寄付を行っている。」(ZAKZAK・2007年1月9日更新)
だそうです。そりゃ日本でこれだけのキャンペーンを張るぐらいできますよねぇ。
同様のキャンペーンは当然アメリカでも行っていて、ヤンキースのペティートも出演したのだとか。ただ、ドイツでのキャンペーンは批判を受けて1ヶ月で終了したそうです。
で、肝心の本『パワー・フォー・リビング』なんですが、もともとの英語版は1983年に無宗教者を対象に書かれたモノ。これも同記事によると、「聖書を読むよう勧め、妊娠中絶や喫煙、同性愛には反対」だそうです。
だそうです、というのは、私は現物を見てないので直接内容を知らない、ということです。まぁ本を取り寄せて読んだところで、彼らの望むようなキリスト教信者になるほどヤワな私ではありませんが、ただ個人情報が渡るのがコワイわけで(^^;;)
というわけで、本の内容についてはここではこれ以上触れないことにします。詳しく知りたい方もあるいはいらっしゃるかも知れませんが、当方では関知いたしませんので悪しからず。
さて、アーサー・S・デモス財団は極端な秘密主義をとっており、その実体はほとんどがナゾ。加えて中絶反対や進化論否定などを訴えるアメリカ右派(ネオコンってことになるのかな?)と関係が深い財団ということですが、このような主張は日本では受け入れられにくいものと思われます。
そう考えると、おそらく日本でのキャンペーンの効果はきわめて小さいでしょう。一時的な関心を持つ人は少なくないでしょうが、そこから本を取り寄せる時点で心理的抵抗を感じる人がほとんどでしょうからね。
ただ、この団体がいわゆる「カルト」(この言葉は非常にいい加減なものなので、あまり使うべきではないとは思いますが)かどうかは、これだけでは判断を下すことはできない、というのが現時点での私の考えです。
中絶反対や進化論否定というのは、日本人にとっては違和感を覚えるものかも知れませんが、アメリカではちっとも珍しいことではないでしょう(←ちょっと偏見)。
そもそもアメリカで「カルト」と呼ばれる団体といえば、人民寺院やらブランチ・ダビディアンやら(日本ではほとんど報道されませんでしたが)FLDSのように、一定の地域を支配したり、宗教的主張をめぐってドンパチやるようなものすら思い起こされます(←かなり偏見)。
そう考えると、この程度の団体はアメリカではかわいいものと思わないでもありません(←すっげく偏見)。まぁ今後どうなるかは分かりませんし、警戒心が不要だとは決して申しませんが。
で、最初のヒルマン監督のアレがナニだという話です。
個人的には、まず原則として思想信条の自由というものがあるので、ヒルマン監督であれ誰であれ、反社会的(あるいは破壊的)なものでない限り、どういう宗教的信条を持とうが、それは本人の責任の下での自由だと思っています。
そして、その信条に基づく行動も同様に、反社会的(あるいは破壊的)なものでない限り、本人の責任の下で自由であるべきだと思います。そこで「北海道日本ハムファイターズ監督」という肩書きが出るのが悪いとも思いません。だって、実際に監督なんですから。
ただ1点、ファイターズのユニホームだけは決して着るべきではなかった。
監督の宗教的信条に基づく行動は監督個人の行動であり、チームや株式会社北海道日本ハムファイターズを巻き込んだものではならないはずです。
そうである以上、誤解を与える行為はすべきではなかったですし、この点に関してはヒルマン監督の行為は決して支持できるものではありません。もっとも、フロントから許可を得たというのであれば話は変ってきますが、それもちょっと考えにくいですし……
それでなくても、ファイターズの監督でキリスト教系の団体というと、東京時代の騒動を思い出してしまうので(知らない方は各自で調べてください)、あまり気分が良くないのは事実です。
まぁ、キリスト教だからってどうだ、という考え方はしちゃいけないんですけどね。他の宗教だって、どうかと思うものはあるわけですし。
うわっ!と思って書いた記事をTBさせていただきました。
>ファイターズのユニホームだけは決して着るべきではなかった。
公人としての行動と私人としての行動の線引きは必要ですね。
(・・・などと言い出すと話があらぬほうへ行きそうなので以下略)
> 東京時代の騒動
10年ひとむかし、時代はめぐる、ですかねぇ(汗)
そのため以前選手名使用をプロ野球選手会がライセンス許諾したゲームではわざわざオリジナルデザインのユニフォーム姿の写真を使っていました。
こういうのはアメリカの方がうるさいと思うので、知らずにやっちゃったとは考えにくい気がするんですが…ハムがOK出したんですかね?
正月明けからTVに突然ヒルマン監督が、「よく分からん」内容のCMに出たかと思うと、新聞紙面に大きな広告や折り込み広告などなど… 大変気になっておりました。
私も、宗教観やいろいろな思想に関しては以前騒がれていた「オ●ム」のような完全にいかれたものを除けば自由だと思います。
しかし、ユニフォーム着用には「大反対」でした。
ファイターズ上げてのもののようにとらえてしまう人間も居るだろうし、中にはそのような活動などを毛嫌う人もいろいろいると思います。あくまでも私服で出るべきでしょう。
主軸?も抜け、これからという時期なので、何事も慎重にやってもらいたいですね
あと、m-froの兄ちゃんと異邦人の方も、出たからて、だからどうだと…。
あのCMの放送頻度、物凄いものが在りますね。あれだけ資金が在るならば、その一部で良いから夕張市に寄付して欲しい気が(苦笑)。
自ブログでも触れたのですが、人様に迷惑かからないので在れば、その思想&信条は個々人の全く自由で在り、どうこう言われるべきものでは無いと思っています。(自分は宗教関連は嫌いですが。)唯、仰る様にファイターズのユニフォームを着用した上でのCMは避けて貰いたかったですね。
http://www.gyao.jp/sityou/catelist/pac_id/pac0002331/
これの「ヨハネの黙示録」を見ると理解できます。
見るとヘナヘナになりますがw
ロビー活動が旺盛な団体だし、欧米では一定の影響力と金を持っているので日本での活動を危険視する向きもありますが、とはいえブランチ・ダビディアンや統一教会のような小規模変態カルトとはまた赴きが違います。常識と分別を持っている人にはたちまち跳ね返されるでしょう。まぁ心配ないかと。
>公人としての行動と私人としての行動の線引き
ユニホームを着るということは、ファイターズの監督として行動することだと思うんですよね。
まして監督という要職にあるわけですから、もう少し慎重にあってほしかったのですが……
これが例えば去年のシーズン中だったら、それこそ金村発言以上の騒ぎに……
東京時代の事件は、私も阪急時代の監督を知っていただけに非常に残念なものでした。あれからどうなったんでしょうね……
ただ、いくらなんでもああいうCMと分かってOKを出すかなぁという疑問もあるんですよね。あ、でも、話が違ってたらそれはそれでリアクションがあるはずですし。
あるいは、隠密のうちに何らかの対応を行おうとしているのか……こちらもこちらで謎な感じがしてきました(苦笑)