にわか日ハムファンのブログ記念館

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阪堺電車新ダイヤ探索(後篇)堺トラムがやって来た

2014-03-04 06:52:21 | 関西は燃えているか
 浜寺駅前方面から、天王寺駅前行きの堺トラムがやって来ました。急いで写真に撮り、安全地帯から乗り込みます。



 堺トラムは現在2編成が完成して運行中。私が乗り込んだのは「茶ちゃ」という愛称がついた第1編成です。



 ついにチン電にもLEDの車内案内ボードが登場。ある種の感慨が湧いてきます。
 ちなみに、阪堺電軌は現在堺市の補助を受け、全線200円(子ども100円)の運賃体系を維持しています。大阪と堺の間を安くのんびり移動するには最適です。



 運転台。モ161形の簡素かつ無骨なものからすると隔世の感があります。



 車内は木材や木目を生かした和モダンなテイストとなっています。ただ、座席配置等は、それこそ札幌市電の「ポラリス」に近いかも知れません。



 また、車内広告はすべて堺市の施設・名所等の案内。これから暖かくなれば、浜寺公園でゆっくり過ごすのも良さそうですね。



 そしてほどなく、姫松停留所に到着。もっと乗っていたいのはもちろんですが、用事もあるのでここで下車します。普段は1両だけの電車が止まる安全地帯、堺トラムはぎりぎりではみ出して停車することになります。



 天王寺方面に向かっていく堺トラム。その先には、高くあべのハルカスがそびえています。



 この姫松停留所、こんな古風な待合所が残っています。
 路面電車の停留所というと、安全地帯だけだったり、あるいは道路に線で示されただけだったりするのですが、チン電には歴史を感じさせるこんな待合所が、ここと住吉に残っています。



 ここでしばらく粘っていると、先程のモ161形がやって来ました。
 堺トラムは今後もう1編成増備するという話がありますが、そうなるとこのモ161形の運命に影響が出るのは避けられません。既に廃車となる車両も出てきていますし、早いうちに見て、乗っておかないといけません。



 今度はモ501形。こちらは大阪市電の戦後生まれの車両に似たデザインなのですが、この502号車は都電荒川線との交流開始を記念して、かつての都電色に塗られています。



 交流記念のヘッドマーク。「相互乗り入れ」とありますが、何も浜寺駅前から三ノ輪橋まで電車が走るわけではありません。



 交差点を渡って姫松に着くと、先程の堺トラムが折り返してきました。これは良い写真が撮れました。



 そして、堺トラムは今度は浜寺駅前へ。阪堺電軌と堺市の希望を背に、これからこの路線を毎日何度も往復していくのです。


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