にわか日ハムファンのブログ記念館

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【3 Years On】(3)相馬から原ノ町へ

2014-03-08 06:08:43 | さすらいブロガー旅情編
 代行バスは1時間近くかけて亘理から相馬に到着した。原ノ町行の電車が出るのは20分程後のことなので、その間駅で待つことにする。
 昼食をどうするかが考えどころだが、NEWSDAYSに心惹かれるものはなかったし、何より原ノ町で時間があるので、ここではとらない。



 相馬駅は割合最近になって建てられたようで、内装も新しく整っている。これが孤立路線の終着駅というのには宝の持ち腐れ感があるが、全く使われないよりははるかにマシでもある。



 運賃表。代行バスや亘理以遠の切符も普通に券売機やみどりの窓口で売っていて、これだけでは相馬が途中駅のように見える。



 が、これが現実。改札が始まったので中に入ると、駅名標で次駅の駒ヶ嶺は隠されていた。



 仙台方面へ向かう線路は、途中で冬の枯草の中に隠れていて、その先を窺い知ることはできない。この線路がよみがえるのは、まだ数年も後の話だ。



 本来ならいわきや上野へ向かう電車が止まるはずの2番線は使われておらず、跨線橋も封鎖されている。



 原ノ町行の電車が入ってきた。2両編成の、東北ではよく見る形式の電車が、20キロほどの区間を往復している。



 電車の中にはワンマンカーの乗り降りの方法について広告が出ているが、これがいかにも90年代前半のタッチである。実際その時期に出されたものだろうが、よく生き残っていたものだ。
 ちなみに、この電車時代は車掌が乗務している。



 そして、やはりこの時期、合格祈願きっぷの広告が出ていた。左から新入(筑豊本線)・学(徳島線)ときて、希望進学先を記入して、鼎(飯田線)・玉江(山陰本線)と続いている。
 ……とりあえず叫んでおくべきか。「なんでや!福島関係ないやろ!」
 そんなことを考えているうち、20分もかからず電車は原ノ町に到着した。普通電車が20キロを20分弱で走るというのは感覚的にしっくりこないが、事実そうなっているのだから仕方ない。
 そして、原ノ町から南に直接進むことはもはやできない。折り返しの電車が出るのは1時間以上後。ここで昼食をとり、電車までの時間を待つことになる。


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