にわか日ハムファンのブログ記念館

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〔青森・鉄道残日録〕(5)青森で夕食

2012-02-10 21:46:16 | さすらいブロガー旅情編
 三沢駅で1時間ほど待った末に、青森行の電車がやってきた頃には、日がだいぶ傾いていた。
 電車に乗り込むと結構な混雑だったが、野辺地でかなりの乗客が降り、車内は寂しくなり、外は暗くなり、雪も降り出し、寂寥感が増しきったところで終点青森到着である。



 青森と言えばねぶた。「ねぶた」と「ねぷた」でややこしいところだが、青森は「ねぶた」らしい。



 東北新幹線全通後、青森駅はJRと青い森鉄道の共同利用駅となっている。
 それにしても、当たり前だが、本当に、寒い。青森市の中心地だというのに、あちらこちらで雪が積もっている。今夜の宿は駅の近くなのがまだ救いだが、その間を歩くのすら不安になる。



 駅前はこの状況である。この上さらに雪が降っている、つまりこれからまだ積もるのである。雪国の雪国たる所以は、実際に見てみないと分からないものだと実感した。
 ただ、とにもかくにも屋内に入らないと生きた心地がしない。足元に不安を感じながらも、なんとか宿にたどり着いた。

 さて、人心地がついたら夕食である。近くに地元料理の店があったので、入ってみた。



 まずは地酒とつまみで一杯。



 青森と言えばホタテ、らしい。そしてホタテと言えば刺身は外せない。小皿が貝殻というのも風情があってよい。



 定食には焼きホタテ。食べてみた感想は、ホタテをなめるなよ、というべきか。さすがに古いネタだが。



 魚介類にどうしても目を取られるが、青森はおでんも有名らしい。生姜味噌だれをつけて食べるおでんはシンプルにして飽きのこない味わいである。
 海の幸、里の幸、そして何より旨い酒。深い味わいとともに、青森の夜は更けていった。


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